平成最後の年越し

年越し準備完了。年々忙しくなるので、正月の準備は掃除も含めて1日で終わる分しかやらないことにしている。掃除はざっくりレンジフード周りを拭いて、風呂場をザザッと擦って終了。料理も出汁を鍋ひとつ分とったら、あとはやつがしらを煮っ転がして牛蒡を梅煮にしてひき菜を作るくらい。雑煮用に椎茸と水をタッパーにジョインさせて冷蔵庫に突っ込んでおく。出汁もフリーザーパックに入れて冷凍。青菜のおひたしはその場で作るし、これで終わり。

うちは大晦日はすき焼き、元旦の朝にお雑煮食べて夜は手巻き寿司、2日は出掛けると決まっているので、使う食材だけ段取りしとけばあとは副菜がちょっとあれば事足りるんである。むしろ作っても食べる暇がないので注意が必要だ。だからかまぼこすら買ってない。今年は昆布巻き(鶏)を作ってみたが、かんぴょうを買っても余らせるのは目に見えているのでタコ糸で縛っている。

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年賀状? なんだっけ、それ。

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三つ葉と芹はコップに挿してその辺に置いとく。

では、良いお年を!

今年はエゾジカ

今年はエゾジカである。

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毎年クリスマス時期にちょっと珍しいものを料理しよう(主に肉)としているのだが、今年はエゾジカを手配してみた。

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ヒレ約400gの塊である。赤黒い。野生である。ステーキにしてもいいというのだが、脂少なめのゴリゴリの赤身肉なのでローストにすることにした。

赤ワインとレーズンその他で半日漬けこみ、それを拭き取ってから塩胡椒を擦り込んで無水鍋で擬似オーブン調理にした。

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出来上がり。フルーツ系のソースが合うということだったので、肉を漬けたのとは別に赤ワインとレーズンその他を用意してフープロで潰してソースにした。

肉を口に入れ、咀嚼すると血の味がする。とても動物を食べてる感じがする。しかし思ったよりも柔らかい。硬さは牛とそう変わらない。もう少し下拵えに余裕があれば牛乳に漬けるなりしてもっと臭みを軽減出来たかもしれないが、個人的にはこれくらいなら美味しくいただけるので問題ない。熊が用意してくれたドイツビールはヴェルテンブルガーにも相性バッチリである。ご馳走様でした。

最後の天皇誕生日連結3連休は現場が入ってしまったので、バタバタと準備をして調理する羽目になった。上手くできたからまあいいけど、ちょっと勿体無かったなー。

スパイスラック

ストレスが溜まっているとき、衝動的になんかしたくなることがある。そしてやらねばならないことをうっちゃって、衝動のままなんかしてしまうときもある。してしまうときとせずに済ませるときの差は何なのか。元気だったり元気じゃなかったり、衝動の内容が可能だったり不可能だったり、準備が必要だったり手持ちだけでなんとかなったり、理由は様々だがまあなんかしてしまうときはしてしまうのである。

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そんなわけでもどんなわけでもいいのだが、衝動的にスパイスラックを作った。

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いってみれば簡単な木の枠である。手持ちの端材を使って所要時間はちゃちゃっと1時間半くらい。 お手軽なストレス解消法である。ああ、仕事したくねぇ。

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手前に棚板と同じ材料の板をもう1枚並べて背の高いものは手前に置くようにした。こうしてみると10年以上前に買ったスパイスもあるような。前は板を敷いただけの同じ平面上に全部乗せていたので、後ろのほうに何があるのか見えなくなっていたのだが、これで少しは使い勝手が良くなるだろうか。正直、あんまり片付いた感じがしないんだが、それはラベルや瓶の形がバラバラだからだろうか。もっとも、揃いの容器を用意して詰め替えるなんて手間をかける気はサラサラないけど。

ガステーブルを買う

こちらに越してきたときに買ったガス台の調子が、とうとう悪くなった。ガス台の2口のうち片方に火がつかなくなった。捻って点火するタイプだったのだが、つまみを押し回ししているうちは火がついているが、手を離すと消えてしまうようになったのである。バーナーキャップの汚れが原因かと、金属ブラシでこすってもヤスリの角で削っても直らない。これまで12年間ろくに手入れもせず使い倒して、表面のコーティングは剥げて錆び、受け皿はこびりついた汚れが金ダワシでこすっても落ちやしない。そろそろ寿命なんだろうと、買い換えることにした。

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前のは社長が夜逃げしたせいで職を求めて引っ越したばかりの金欠だったから近所のリサイクルショップで2,000円で売っていたシンプルイズザベストの代名詞みたいなガス台で間に合わせて、それを10年以上も使っていたのだ。60cmの置き台に56cmのガス台を置いてたもんだから変に間が抜けていたりしたが、いまはお陰様で堅気の職業に就いてむしろ過労死しそうなくらい働いているのだから、今度はちゃんと吟味してまともなやつを買おう。こうなったら憧れの水なし両面グリルよ! ガラスコーティングのフラット天板よ!

というわけで憧れのガステーブルを手に入れたのであった。使ってみると両面グリルいいねぇ。片面焼きと比べて単純に加熱時間が半分になるので、水分が飛ばずにふっくら焼けるのだな。もちろん時短にもなる。ついでにココット皿も購入したのでグリル洗いの手間も省ける。技術は進んでいるのだな。コンロに付いているタイマーも焦げ付き防止機能も地味に便利だ。

しかしグリルの火は覗き込まないと見えないし、タイマーで制御してしまうので、いままで勘と目と肌で感じる温度でやっていた料理が、なんだかシステマチックに進んでいくのが不思議な感じである。

埼玉県こども動物自然公園ふたたび

思い出記事である。なんだかんだ書き損ねたので過去に遡って記録しておくのである。今年の記事は今年のうちに。年が明けたころに日付を変更しよう。

埼玉のこども動物自然公園に行ってきた。ここは好きな園のひとつである。なにしろ広々としている。猛獣やらパンダやらがいなくて地味なせいか、そんなに混まない。しかしピクニックし放題、子供も駆け回り放題な施設で、ご家族連れには人気があるようでバギー率は高い。飼育動物の見せ方も『自然に近い状態』を目指しているように思え、けっこう大掛かりな工夫が凝らされていて見ていて面白い。そのおかげか動物たちものびのびとしていて雰囲気がとても良いのである。そして大事なことだがカピバラがいる。ついでにマヌルネコもいる。

 

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着いたらお昼なので、東園のレストランガゼボで川越はつかり醤油ラーメン。これが昔ながらの醤油ラーメンなのだがダシが効いていてなにげに美味しいのである 。

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10月30日生まれの仔が5頭いた。この時点で生後1か月弱くらい。

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一段高くなっている囲いには床暖が仕込まれているのだそうで、寒い時はそこに集まってわちゃわちゃしている。

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草も食べるけどお乳もね。ところで、カピバラの囲いにワラビーが1頭紛れ込んでいる。

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と思ったら、産児制限でメスと引き離されてるのね。

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ちなみにワラビーはカピバラの隣、人が立ち入れる部分に放し飼いになっている。

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ここはフンボルトペンギンの展示もいいんだよね。波の出るプール完備でもちろん水中を観察できるよう側面は透明板になっている。

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ペンギンは巣穴のある丘とプールを自由に行き来できるので、ひょっこり囲いから出てきたりする。

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個体によっては物怖じせず人間との距離を詰めてくるので、人間が避けなければならない。

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気づかないうちに足元まで来ていたので驚いた。ペンギンの羽毛って間近で見ると不思議な質感だなぁ。

広い園を反対側までてくてく歩いて、次のお目当てはマヌルネコ

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寝たいのにうるさい‥‥とでも言いたそうなムッスリ顔である。

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飛ぶワオ。

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園を回って戻ったらカピバラが入浴中だった。仔カピたちはまだお風呂に慣れていないらしい。

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しかしこの放飼場は広いよねぇ。

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残り湯を飲むワラビー。カピバラのダシが効いてるんだろうか。

◎ 埼玉県こども動物自然公園 Saitama Children's Zoo

 

すてきな電気毛布

去年の冬に電気毛布を買ったのである。冬場に現場に出ると1日かけてじっくり冷されることになる。冷え切った身体はなかなか温まらない。ひと晩で元に戻らないまま次の日も終日屋外にいることになる。そうすると日を追うごとにだんだん冷え切っていって、多少風呂に入っても一時的に表面が温まるだけで代謝が回復するところまではいかない。

そりゃ自力で代謝が上がって体温を上げられればそれに越したことはないが、毎日現場で疲労困憊していてはもう無理だ。外部からエネルギーを引っ張ってこなくてはどうにもならん。具体的には電源を供給して熱を生産する。

 

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そういう切実な思いがあったかどうか自分でもよく判らないのだが、とにかく冬は寒いので柔らかくて暖かいものに身体が触れていると気持ちいいのである。部屋で座っているときも電気毛布をひざ掛けにしてひとり炬燵状態にしている。そしてそのまま寝転がって首元まで引き上げ、全身ぽかぽかを楽しむのが至福の時間。昨夜は朝まで寝てしまった。炬燵で寝ると風邪をひきそうなくらい汗だくになったものだが、電気毛布はそこまで温度が上がらないのか、じんわりと快適なまま寝ていられる。喉は乾くけど。

使ってみて初めて知ったのだが、まるでスーパー銭湯によくある寝湯のようにじんわりじっくり温めてくれて、しかもお風呂よりも長時間入っていられるので、冷え切った身体もちゃんと回復するのだ。凄いのが、どうしても脚の疲労が抜けなくてもう2~3年もピキピキしていたのに、電気毛布のお蔭で楽になってきたことだ。わあ、びっくり。温めることで血行が促進されてるってことか。こんなことで治るとは盲点だった。

もう電気毛布なしでは冬は越せない。

こんにちはアメーバです

ちょっと前まで仕事がきつくて辛くなったら自分を鳥だと思って乗り切っていた。鳥類なので哺乳類ではない。感情の持ち方が少し違うわけである。仕事のイヤなことも鳥には関係ない。そうして理性の箍から外れ、キーキー鳴きながらどうにかしていたのである。

しかしそれでも間に合わなくなってきたので、どんどん進化系統樹を逆行して最近はすっかりアメーバである。ここまでくると人間に戻るまでの分岐が多すぎて、途中で進化の袋小路に嵌りそうだ。f:id:paseyo:20181107125634p:plainそういえば、20代後半で死にかけたとき、この先は好きなことをして生きようと思ったものだ。それなりに好き勝手してきたのは確かだけども、世間は思った以上に世知辛かったな。どうすれば正解だったのかなんて判りゃしないし、なんだか何がしたかったのか自分でもよく判らなくなってきた。ここらでいっぺん頭の中を整理してみる時期に来ているのだろうか。