今年のクリスマスは塩釜焼き

毎年なにかしらネタ料理を実践しているクリスマスである。今年は唐突に思いついた塩釜焼きにした。白っぽい塊を木ハンマーで割って中身を食べるアレである。肉でも魚でもいいらしいが、なんとなくシーフードかなぁというイメージ先行でいたため、当日に魚屋へ行ってなんかあるもので作ってみた。

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結果、エビとブリ。

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卵白と塩を混ぜたものを敷いて、ローズマリーをまぶした材料を並べる。

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さらに上から卵白塩を乗せて包む。塩釜の釜部分は卵白でしっとりさせた塩なのでここから出来上がりまで食材にどんどん塩が入っていく。なので包んだらすぐに焼く。ブリは切り身なのでしょっぱくなりすぎる危険性を考慮して、上側だけキッチンペーパーを挟んでおいた。

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両面焼きグリルで焼いたらバーナーの形がよくわかる焦げ跡がついた。

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すりこぎで叩いてみたら、焦げたところはコンコンと音がするくらい硬くなっていた。

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御開帳~。香ばしいエビとローズマリーの香りがふわっと立ち上る。

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クリスマスディナーの出来上がり。切り身は若干しょっぱかったけど、エビは殻つきのまま焼いたらいい塩加減でローズマリーの香りがよく移っていて美味しかった。蒸し焼きにするせいか、油が抜けてなくてブリもふんわりしっとりだった。

メリークリスマス。

アメーバ、ぐにゃぐにゃになる

数年来、調子が悪くなるたびに通っている整体院がある。この度の労災事故の流れでアバラが痛いと訴えたら、初めてお灸というのをやってもらった。これが脇を棒状のイグサでぼうぼうと炙られるというもので、まるで呪術師にまじないをかけられてる絵面だなと内心可笑しくなったのだが、終わってみるとあら不思議、ガッチガチに緊張していた肋から力が抜けてふぅっと楽になった。ちょっと待って先生、これ全身にやって、と言ったら本当に本格的に鍼灸で全体的に診てもらうことになった。「治すよー、治すよー、身も心も治すよー」と先生は柔和な顔で笑っていた。

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マッサージなり整体なり、その手のところのどこに行っても全身硬いとにかく硬いと評され、苦しくないですか息できてませんよとまで言わしめる身体の持ち主である。もう力の抜き方が分からない。揉んでも摩っても一時しのぎで次の日には元通り。ストレッチしても伸びやしない。歩いても登っても代謝しないし負荷をかけても筋肉痛にすらなりやしない。根本的なところを治さなにゃいかんのだろうと薄々勘付いてはいたのだが、どこが悪くてどうしたらいいのかまでは門外漢にはお手上げである。医学的に異常があるわけでなし、いわゆる不定愁訴の困ったところだ。こういうのは東洋医学ならお得意だろうし、痛めた膝も治りかけにちょっと寒い中で作業したら痛みがぶり返したので治さなきゃしょうがないしで、一丁任せてみるかと鍼灸の予約を入れたのである。保険が利かないっていっても、マッサージ60分より安い。
予約当日に行ってみたら問診も何もなく、ハイ、あおむけに寝てー、電気かけるよー、ハイ、いくよー、とプスプスプスと痛めた膝を中心にあちこちに鍼を刺され更にお灸を据えられて電熱線であっためられて最後に揉まれた。もう何年も通ってるところなので何も言わずともどこが悪いか本人以上にいろいろ分かられてるらしい。東洋医学らしく内臓から治すということで、終わってみたらなんか乱れていた内臓が収まるところに収まったような感覚があった。なんか身体がここ最近なかったくらい滑らかに動く。いつものように夕食を摂ったらいつものように頭がぼんやりしない。ていうか、そこから調子悪かったのか。膝はまだ痛いし肩こりが全快したわけではないけども、なんかこうバラバラに動いていた各部の連携にピッと1本筋が通ったような。それでいて頭がほやほやで眠くてたまらない。内側から治すってこういうことか。
1度ですべてが済むわけではないので、何度か通うことになる。これで積年の不調が何とかなればいいなー。我慢強いというより鈍すぎて本人も知らんうちに溜め込んでいるタチなので、どんだけかかるかはやってみないと分からない。とりあえずいま、右肩の凝りの酷いところが何もしてないのにピリピリピクピクしている。

後出し日記

そろそろ年末も視野に入る時期になったので、サボっていたブログの日付を遡って、大きな出来事を振り返り日記にまとめようと思う。日付を遡ると更新情報はどういう挙動になるんだろ。よくわからんが、ま、いっか。長年のネット生活のお陰でなにかというと写メを撮る癖がついているので、iphoneの写真を見て思い出したものを中心にお送りしようと思う。
あげる日記は以下。

随時編集して書いたところからリンクを貼る。順次、いってみよう。

はじめてのろうさい

そのまんま、労災である。

外部足場で1.5mほど落下した。途中で引っかかりながらだったのと、運良く尻方向から落ちたので生命に別状はない。足首を強かに打ち付け、膝の靭帯を軽く損傷し、足の付け根にでっかい痣が出来たくらい。後日、アバラが痛くなってヒビ疑惑が発生したが、まあ状況の割には大したことないと言ってよかろう。

前日から風邪をひいて頭がふわふわしてたんだよなー。土曜夕方の作業終わりで気が抜けて、つるりと滑った時には何が起きたのかと思った。咄嗟に身体を捻って右肘を出し、途中に引っ掛けて止まろうとしたのだが、反対側に何もなくて左手がすかっと空振りし、全身がふわっと宙に浮いた。あ、これヤバいやつ、と思いつつどうしようもなくそのまま落ちた。被っててよかったヘルメット。

ひと晩寝て起きたら膝が中途半端に曲がったまま痛みで動かせなくなっていて、週明けに病院へ行くのに熊がわざわざ休みを取って付き添ってくれたのだった。ありがとうありがとう。最初はトイレに行くのにどうしようかと思った。無理やり行ったけど。

2日ほどはまともに歩けず、1週間くらいはひょこひょこ歩き、だんだん伸ばしたり曲げたり出来るようになって3週たった頃にはしゃがめるくらいまで回復したのだった。

しかし片足が効かないとやはり姿勢が歪んだりバランスが崩れるのか、途中でぎっくり腰になったりまた風邪をひいたりして、アラフィフの怪我は一筋縄ではいかないのであった。これはマズいとストレッチを再開したらアバラに激痛が走り痛み止めも効かず1日脂汗を流す羽目になった。なんなのか。痛みでご飯も食べられないなんてこの人生で初めてだったよ。ここまでくると逆にどーにでもなあれアハハハハという気分になる。そのせいか、近年ぼんやりセルフネグレクター化していた頭が妙にハッキリした気がする。急にブログも復活したりしてな。私は叩くと直る昭和の家電か。ポップコーンに溜まった埃が取れたのか。

9月は台風

今年はなんだか台風の当たり年だったのか、毎週のように天気が大荒れになっていた気がする。1回目は休み明けでとりあえず出勤しようとしたら乗り換えのバスはド渋滞でいつ来るかわからん、電車は止まってるという状況で、仕方ないので駅から現場まで30分ちょっとくらい歩いた。真面目か。

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2回目の19号は土曜だったので金曜に粗方やらなきゃいけないことを片付け、翌日の休みをもぎ取った。その際、上司に「家まで迎えに行くから一緒に土曜も出よう」と言われ、「イヤですよ!」と食い気味にキッパリハッキリ断った私は悪くない。勘弁してくれよ、私が男だったらそんな提案するか? しねーだろ。

その他にも雨が多くて工程は押しに押して、後が怖いのだった。

夏休みの工作(抽斗途中)

夏休みがあったので1日工作に充てた。年単位で前から化粧品及び装身具周りを纏めるドレッサーが欲しかったので、抽斗を作った。

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中身だけ。ガワはそのうち‥‥いつだ、また年単位で先なのか。

材料はラティスをバラした端材である。リサイクルはDIYの基本。ではないかもしれないが、端材も纏まると邪魔なので有効利用しない手はないのである。貧乏性ともいう。リスのように少ーしずつ住居を整えていくリアルスローライフ。実際やると進捗以外は全然スローじゃないんだけども。

辻堂へ海を見に行った

熊が突然思い立ったように海に行こうと言い出したのである。どこの? 車を持っていないふたりが海に行くには、公共交通機関が近くまで通っていることが条件となる。ひとしきりパソコンでマップを眺めてから熊は、「辻堂へ行こう」と答えを出した。お、おう。いいけども。辻堂? 行ったことないな。

辻堂の駅に着いたらまずは腹ごしらえである。

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辻堂駅近くのクッカーズ・グリルというお店でレッド・ホット・チリバーガー。バンズが赤いがこれが辛いわけではなく、中のソースが辛い。炭火焼のパテが肉々しいとても美味しいハンバーガーだった。

で、海まで歩くわけだが、これが意外と距離がある。海までの道にありがちな平坦であるからこそ影も出来ずに強烈な日差しが暴力的に降り注ぐ真っ直ぐな道である。頭も身体もグラグラしながら海浜公園へ辿り着き、自販機で水分を補給して木陰のベンチに座り込む。

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毎日現場で熱中症の危機と戦ってるのに、何が哀しくて休みの日まで体温上げなきゃならんのだ。ブツくさ文句をいいながら、せっかくなので海まで見に行く。

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あー、海だね。

更にせっかくなので波打ち際まで近づいてみたが、素足にサンダル履きの足へ容赦のない熱せられた砂の攻撃がうちかかる。熱っつ!! ぁ熱っつ!!!

帰りはスマホで調べて駅までバスに乗った。