今週の事情

今週は社内業務と突発現場と体調不良が重なって、それがすべて瞬く間に進行してほぼ同時に過ぎ去って行った。嵐が過ぎ去り今はぽかんとしている。体調不良の内容はこの時と同じである。

10年前になるのか。痛みはじめに自分の過去日記を読んで「そんなに痛いのかぁ」と縮み上がってしまった。今回も最後のほうは痛み止めを飲んでもまともに眠れないくらい痛かった。位置が違うので厳密には再発ではない。進行が前よりちょっとスピーディだったくらいで、通院→抗生剤→自壊というパターンは同じだった。抗生剤投入から一日半くらいで朝起きたら自壊してた。あれかね、抗生剤を投入すると抵抗力が上がって一時的に症状が重くなるように見えるってやつなのかね。前に熱を出した時も抗生剤を入れた途端に更に上がったことがあったっけな。
そんなこんなで今週はよたよたと通勤してふるふる震えながら仕事して合間にふらふらと通院するだけでとにかく精一杯で、あとはしくしく泣きながら寝る以外に何もできなかった。すべてが終わった今日になってようやく落ち着いてamazonの購入ボタンを押したくらいである。仕事も行かないわけにもいかなかったけど、車通勤で助かった、駅まで歩くんだったらヤバかった。
こんなのばっかりだが好きでやっているわけではない。事情を重ねがけするのは本当に勘弁して欲しいものだ。

ダイエット食始めました

体調が落ち着いてきてドカ喰いもしなくなり、そろそろ次の段階に進めそうな雰囲気なので、不調の間にドンドコ増え続けてBMI26を突破し肥満領域に入ってきた体重を何とかしようとすることにした。不調なら不調で痩せてくれれば納得しやすいものを、増えるってなんなの。調子悪いったってパツンパツンに太ってきたら説得力がないじゃないか。わかりにくいにも程がある。
それはさておき、胃腸の調子が落ちて全体に影響が出ているっぽいので、体重云々もあるが食生活の根本的な見直しを図ることにしたのである。いままでは朝抜き、昼は手弁当ときどき外食、夜はコロナの影響でほぼ自炊。お惣菜を1度に3~4回分作り置きして順次食べていく方式である。
折よくtwitterで流れてきた栄養士さんによるダイエット中の食事の仕方を自分用にまとめたのが下記である。1食につきそれぞれ1品目ずつ選ぶ方式。

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正直、自分の代謝量がよくわからんので、ざっくり「女性」で基礎代謝1,500kcalくらいだろ、と見積もっている。ここ数年の過労&寝たきり生活で筋力はだいぶ落ちてるはずだし、かといって過労に陥るくらいの労働状況ではあるのでな。
実際に表の通りに食べてみると、2食で食べてた分を3食にふりわける感じで、いままでと1日の総量はそう変わらない。夜は若干物足りない気分で寝ることになるが、これが腹八分目ということなんだろう。それより朝にちゃんと炭水化物とタンパク質をとると、内側からぶわっと発熱して身体がぽかぽかする。そしてこの量を守って食べていると、計ったように次の食事のあたりで腹が減ってくる。なんだかとても「必要量を管理して過不足なく供給してる」感じがする。はー、コントロールするってこういうことか。
一方で多動気味な脳も動き始めた。調子がいいと頭の中で常に思考がぐるんぐるん渦巻いているのだが、実はこれがとても疲れる。こうしてみると朝に食べないと頭が働かないので楽というのはあったかもしれない。
考えすぎて動けなくなるというと完璧主義者のようだが、実際は脳が空回りしすぎて疲れて怠くなるだけなのである。しかも内容も混沌がぐるぐるしているだけで実のあることを考えているわけでもない。すべてを無視するとおかしくなったりするのでなんかしらの整理にはなってるのかもしれんけど、アホの子のように目の前のものに次々と飛びついてはしょうもないことを捲し立てているので、自分でもどうしようもない。ま、身体が動けばいいや。もう元気の証だと思って放っておくしかない。
しかし毎食きっちりグラム数を計って食べることは、まあ出来ないわな。なので米は2合炊いて6等分し、売ってる魚がだいたい1切れ80gとかで、肉は200gのパックならお惣菜にして3~4回に分けて食べ、なんか足りなそうなら豆腐や納豆を足す、野菜はなるべく蒸すか煮るかおひたし、たまに炒め物にして漬物含めて2~3品、条件は芋と卵と果物は夜には食べない、という感じで運用している。意外と卵と乳製品を1日1回足すのが難儀だったりする。たまにならともかく、毎日だからな。
しかしこれまでそれなりにいろんなものを食べてはいたけども、1回の量や頻度に偏りがありすぎたのも疲弊した内臓にはよろしくなかったのだろうから、ふり幅を減らして安定的に供給するのも努力目標のひとつである。そういってる先から寝坊して朝昼2食分の計画がおじゃんになったりしてるんだけどな。
これで現場が始まった時にどうなるかだな。時間との闘いだ。生活習慣としての食事時間も、維持管理するための余裕という意味でもである。みんな激務が悪いんや。

生え際のちょろちょろ

ふっと抜けた感があり、漢方薬を飲むのを止めてみたら、そのまま維持できてる感じがする。薬が少し残っちゃったけど、しょうがない。ビタミン剤で補強しつつこのまま様子を見よう。縄跳びはちょいちょいサボりを挟みつつ、気が向いたら5分くらいゼーハーしている。徐々にあったかくなってきて縄跳びのために外に出るのがそんなに億劫じゃなくなってきたのはちょうどよかった。暑いだの寒いだの外的要因があると言い訳して3日坊主になりがち。
他に復活の兆しとしては、額の生え際に短い毛がちょろちょろ伸びてきているので、なんとなく調子が戻ってきているのかなと思う。
凋落を表すイメージとして「老いさらばえて髪は抜け歯もガタガタ」というのがあるが、確かに調子が落ちると髪と歯はなにをどうしてもダメになる。実際、現場中は歯茎が腫れてくるし、額は心持ち広くなる。そして現場が終わると口の中はすっきりし髪はまた生えてくるのである。なので時期によって中途半端に前髪があるようなないような感じになる。
こうしてみるとよく男性が体調やストレスで禿げるというのは特に男性に顕著にみられるというだけで、円形脱毛症などでは男女関係ないのだし、女性がまったく禿げないわけでもないのだろう。ひょっとしたらホルモンの関係で男性の場合は一度抜けたら環境が元に戻っても二度と生えてこず、繰り返すうちに面積が積み重なるので可視化されやすいのかもしれない。そういう哀しい差はありえそうである。しらんけど。

生傷が絶えない

季節は三寒四温だが、体調は3歩進んで2歩下がるである。
私の体調不良には筋肉の異常なこわばりというのがあるのだが、それもだいぶ軽減されてきた。例えば胡坐をかいて足先を手で持ち上げる、つまり足の裏を目で見て確認するというのが出来るようになってきた。腰のあたりが最初に動くようになって、次いで縄跳び効果で肩の上の方が苦しくて気持ちが悪かったのがなんとなくとれてきた。
残っているのが首のつけねの頭寄りのあたりである。後側の頭蓋骨のふちの内側。このへんが痛くて思い切りよく首を振れない。動かすと中のほうでピキィとかズチュとか音がするのである。耳が近いのでなんか聴こえる。おそらくはただの凝りなのだが、頸椎やら頭やら言わずと知れた急所である。何かの拍子に何かがブチッといったら取り返しのつかないことになりそうで怖い。急に凝りを解して老廃物が流れたことで脳の血管が詰まっても嫌だしな‥‥日和ってたまに自分でマッサージするくらいにしてお茶を濁している。四十肩が五十肩にそのままスライドしつつあるのは、うん、治らないね。これはどーなんかなー。


去年の年末あたりに包丁を研いだのだが、正月を過ぎたらもう切れ味が落ちてきた。1か月しか経ってないじゃないかとイラッときたので、今度はじっくり念入りに研いだらスッパスパ切れるようになった。モリブデン鋼、こうしてみるといい包丁なんだな。
切れ味が良すぎてちょっと触っただけで手指の表面が切れてしまい、いま右手の親指が浅い切り傷だらけである。刃物を使う時に無意識に触って確かめる癖があるのだよな。だいたい刃というのは引かなければ切れないものなので、腹のほうからちょっと触っただけなら大丈夫なはずなのだが、包丁の元のほうの角は刺さるので切れてしまう。
トマトの皮もスッパスパで快適ではあるものの、堅い根菜を割るときは変に滑らないか一瞬ひやっとする。自分で研いだのに。

運動事始め

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(長い)はやはり効いているようで、自然に細かい家事に動けるようになって、自然に2日にいっぺんくらい風呂に入れるようになってきた。毎日は無理。まだ無理。あまりに自然に底上げされるので体感的に薬のお蔭という感じがしないのだが、漢方薬って効くときはこういう効き方をするのだよな。たぶん病的に寒くはなくなったかも。
そうこうしているうちにとうとうずっと寝ていると気持ち悪くなるようになってきた。人間、起きて動いているのが自然らしい。ここ2、3年くらいは仕事以外は半分寝たきりのセルフネグレクター化していたので、決定的に運動不足で心肺機能が弱っている感じがする。心肺機能を向上させるにはちょっと息がきれるくらいの運動をするしかないんだよな。
簡単なのは走ることだが、正直ほぼ寝たきりだったので急に走りに行って戻ってこられる自信がない。うちのまわりは横浜らしく急峻な坂だらけで上級者向けの地形なのだ。んじゃ、気分を変えてあれか、縄跳びか。その場でできるし飽きたらすぐ止められる。

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どうせならかっこいいほうがモチベも上がるだろ、と革製の跳び縄を買った。しかしこの革紐は意外と軽くて堅く、折り跡がついてそれがなかなか伸びない。柔らかくなるよう革用のミンク油を塗りこんでみた。
夜、人影がなくなったころを見計らって外に出た。おそるおそる跳び縄の持ち手を回してぴょん。縄跳びなんていつ以来なんだろう。びょん。中学校でやったっけ。びょびょん。ひょっとして小学生のとき以来か。びしっ。なんで後頭部に縄が当たるのだ。ぴょん。いやけっこう効くとは思ったけどマジで‥‥びょん‥‥キツいなこれ。びょん。10分も‥‥どたっ‥‥跳べないぞ‥‥ばたっ‥‥これ‥‥うぐっ‥‥けっこう‥‥息が‥‥きれ‥‥。
10分間頑張った。初日だし膝も腰も堅いし息切れしてるし、短時間で身体が物凄く重いし動かないのが嫌という程わかった。人間、1回2回ならまあまあ跳べるが、「続けて跳ぶ」の運動量をナメていた。人様に見せるのが目的ではないとはいえ、限度がある。あまりに不様すぎてしばらく人気のない暗い公園でしかできないな、こりゃ。

適正は「何を我慢できるか」だ

最近は社内であんまりやらない仕事が立て続けに回ってきたので、ちまちまと調べながら図面を描いている。専門でやってるとこは社内で使い回してるExcelファイルがあるんだろうが、こちらとら計算式があるのは知ってるけどまとまった量をこなすことがなかったやつなんかは、仕方ないので自前でExcelを組む。こういう地道な作業は案外キライじゃない。どちらかというといちいち細かく計算したくない気持ちが強いので、ガッチリ計算式を組んで条件となる数字を入力すればズババッと表が埋まっていくのを見るのが気持ちいい。やったー、答えが出たぞー。え、マクロ? うん、マクロは触らないことにしてるから。*1
業務ってのは年々微妙に変化していくので、意外とこういうのは経年劣化が激しいのだ。いっぺん組んだら終わりではなく、使う人がメンテナンス出来るようにしておかないとちょっと合わなくなったら全部が使えなくなってしまう。セルに名前を付けるぐらいなら紐解きようもあるが、マクロまでいくとイチから作り直した方が速い。ましてや保護をかけちゃってパスワードまで設定しているなど言語道断である。Excelの表の作り方なんかネットで調べればいくらでも出てくるものを、著作権でも主張する気か。自分が便利なように個人的に作っているものでも、社内で使いたい人がいればバンバン渡すし、放流するならすべてオープンにしてあとは好きにしろと言いたい。むしろやり方を教えるならともかく、つまんないもんを抱え込んで専門のメンテナンス要員になりたくない。そっちの方が面倒くさいし、きっと私なんかよりもっと上手くやる奴も出てくる。
そんなこんなで青筋をたてながらガリガリ組んでいると、上長がチラッと後ろから画面を覗きこんで「CADといい、そういうのが好きなんだね、変態だね‥‥」と呟いて去っていく。いや待て。誰が変態だ。

*1:弊社のような中小企業は業務のフローが全部「担当:自分」なだけで、扱う物件数はそんなでもない。Excelだけで完結する同じ作業を繰り返すってことがないのだ。

時間があると何をしたらいいかわからない

最近は現場ではなく設計仕事なので、エンドレスには違いないが厭になったら帰ったりしているので、意外と時間がある。帰ったらとりあえずご飯を作って食べる。ただこれだけが生命活動に必須なものだけを残して削ぎ落としていった結果のルーチンとなっている。平日には自炊とゴミ出し以外の家事は一切しない。買い物はおうちコープで1週間分買い溜め。強い意志を以て買い物には行かぬ。掃除も洗濯も休みの日にしかしない。週に1度だけ洗濯機を回すために、下着からトップスまで数を揃えて運用しているのである。
かように忙しい時期に合わせた生活形態となっているので、時間が余ると何をしていいのかわからない。いつもは手が回らないところの掃除でもすればいいじゃないかと自分でも思うのだが、やる気にならない。このやる気のなさが不調を如実に物語っているようなので、特に無理もせず、寝てしまう。ややもすると平日だというのに8時間くらい寝ている。気が向くと残業しているので、週の半分くらいだが。
しかしこうなると仕事以外の私的な時間は食べる以外は寝ていることになる。逆にいうと意識のある時はだいたい食べ物のことを考えている。ヒトとしてこれでいいのか。飼われている犬猫鳥*1だって食べる以外の楽しみを多少は持っているのではなかろうか。
楽しいこと。楽しいことか。布団に潜ってスマホでweb小説は読んでいる。これが楽しいかというと微妙ではある。もちろん面白いと思いつつ読んではいるしこれはweb小説がどうという話ではなくこちらの問題なのだが、昔に寝る間を惜しんで本を読んでいたときのような刺激的かつ能動的な楽しさではなく、どちらかというとひとりになれる時間の演出というか、活字を追う癖の残滓のようなものか。物事に嵌るにも元気が必要なのである。
動けない人間ではないのは既に知っているので、それでもなお動けないのなら調子が悪いのである。やる気は元気のバロメーター。どうせやる気になったら時間があろうがなかろうが突っ走る。気にしても仕方がない。それにしてもこれだけ不調を振りまいていても仕事だけは出来るのがよく訓練された社畜だよな。身ひとつで生きている庶民にとって、金の切れ目が生命の切れ目だからそうなるのもむべなるかな。働くために休まねばならぬ。じゃあ寝るか。(始めに戻る)

*1:猪鹿蝶のリズム