視聴

ここ半年で観た映画

『ゴッホ~最期の手紙~』(監督:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン) 映画『ゴッホ ~最期の手紙~』日本版予告編 油絵をアニメーションにした実験的な1本ということで、画面以外はあんまり期待していなかったのだが、ゴッホの最期を巡って謎解きを…

最近見た映画3本『ジュマンジ』『ピーターラビット』『犬ヶ島』

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(監督:ジェイク・カスダン) ゲームの中に入り込んで冒険を繰り広げるのだが、最近流行の『異世界転生』とは似て非なるものである。ロック様主演のコメディいい話お気楽ムービーなのだが、『イケてる女子高生がデブ…

映画:シェイプ・オブ・ウォーター(監督:ギレルモ・デル・トロ)

パンズ・ラビリンスの頃から変わってないなー、というのが第一の感想だった。 作中で説明されている通り、童話の人魚姫の後日譚なんだよね。王子様にフラれた後、水の泡にならなかった人魚姫。だから最初から鰓(首筋の傷)がある。どことなくインスマス顔で…

マイティ・ソー バトルロイヤル(監督:タイカ・ワイティティ)

マーベルヒーローものではソーが一番好きである。何故なら脳筋だから面倒臭くないんである。今回は単体で3作目、アベンジャーズでも2回くらい出てるのかな。すっかり脳筋としてのキャラも立って安心のギャグまみれで大変楽しかった。ロキも裏切り者のロキな…

映画:ブレードランナー 2049(監督:ドゥニ・ビルヌーブ)

映画の前作は35年前。映画の中では30年後。時間の流れは現実の方が35.7%速い。 コアなファンが多いブレードランナーだが、私は若い頃にぼんやり眺めてどういう話なのかよく判らんままになったきりだった。それでも監督がドゥニ・ビルヌーブだし押さえておか…

映画:ドリーム(監督:セオドア・メルフィ)

アポロが月に行く前、合衆国が初の有人宇宙飛行を達成したとき、それを陰で支えた3人の黒人女性の奮闘を描いた映画である。 見てる間中、身につまされすぎて疲れた。それにしても今から55年前の話である。黒人で女性という立場でのご苦労は並大抵ではなかっ…

映画:スイス・アーミー・マン(監督:ダニエル・シャイナート)

スイス・アーミー・マンとは、つまり十徳死体である。いろんな使い道があるツールなのである。サバイバルには欠かせない。十徳ナイフならせいぜいがナイフと缶切りと楊枝と場合によってはドライバー程度の利便性しかないが、これはナイフではなく死体なので…

映画:オン・ザ・ミルキー・ロード(監督:エミール・クストリッツァ)

まさかこんなに哀しい映画だったとは。 クストリッツァの映画は途中経過を眺めているときはどう解釈したらいいのか迷うような訳の判らない描写が多くて、感想が形になりにくい。背景となる文化の違いでモチーフに対するイメージが共有されていない感じもする…

映画:ワンダーウーマン(監督:パティ・ジェンキンス)

四の五のいう男どもを尻目に銃弾の雨の中へ果敢に飛び込んでいく胸のスカッとする女傑映画だった。しかしダイアナ役のガル・ギャドットは美しいね。頭蓋が前後に長い長頭種だ。 ジャン・バルジャン化したバットマンにしろ、孤独に押しつぶされるスーパーマン…

映画:ベイビー・ドライバー(監督:エドガー・ライト)

エドガー・ライトの新作が出るよ、という話と、「ベイビー・ドライバー」が面白いよ、という話を別々に聞いたのである。そして頭の中でそれとこれとが繋がってなかったのである。映画館の席についてから隣の熊に概要を聞いて初めて判った。そうか、じゃあ気…

映画:ザ・マミー 呪われた砂漠の王女(監督:アレックス・カーツマン)

ミイラ再生のリブートだそうな。オリジナルの方はさすがにリアルタイムではなく、ミイラ男が出てくる映画で知っているのはハムナプトラからである。今度の新作はミイラ女だけど。 主人公の顔を映している背景でモンスターがちょろっと動く、つまり登場人物に…

映画:怪物はささやく(監督:J・A・バヨナ)

孤独な少年の内面の物語である。なんとなく「パンズ・ラビリンス」のような、といえば雰囲気はだいたい通じるのではないかと思う。あ、製作スタッフがその人たちなのか。 夜中に怪物が来て3つの物語を語るのだが、これが水彩画のアニメーションになっていて…

映画:メッセージ(監督:ドゥニ・ビルヌーブ )

とても面白かったのだけど、何を書いてもネタバレになりそうで非常に感想が書き難い。監督のドゥニ・ビルヌーブって誰、と思ったら、「複製された男」の人なのね。ああ、なんか納得。ファーストコンタクト物のSFだけども、かなり観念的な映画であった。 事前…

4〜7月あたりに観た映画

グランドフィナーレ(監督:パオロ・ソレンティーノ イタリア・フランス・スイス・イギリス合作) やたら雄大なアルプスをバックに高級療養所で往年の作曲家と映画監督が延々と与太話をしている。前立腺肥大で今朝はおしっこが出たとか出なかったとか。娘が…

3月あたりに観た映画

『SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁』(監督:ダグラス・マッキノン) オチがアレだし、シリーズを見ていないと何が何だか判らないし、テレビ放送で良かったんじゃないか。とは思った。いままでのシリーズは見ているから私は良かったけど。しかし昨今の…

1月あたりに観た映画

並べてみたら非常にスカしたラインナップになったわけだが、体調が思わしくなくてすぐ疲れるので、ここで観ておかんともう観ないだろうなという映画を優先したらこうなった。ハリウッド大作はなんだかんだ観る機会があるからね。 ひつじ村の兄弟(監督:グリ…

映画:スター・ウォーズ フォースの覚醒(監督:J・J・エイブラムス)

タイトルロールがババン! と出た時点で涙腺が緩んでしまうオールドファンである。舞台説明の活字が斜めに流れていくだけで感無量。最初の水色の惑星をバックに巨大な宇宙船の影が差し、ちっこいラプターがピュンピュン飛び出すだけでかっこいい。そして砂漠…

音楽映画ベストテン

ワッシュさんのベストテン企画、今年は音楽映画だそうですよ。(http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20151031) い、インド映画はどうすれば‥‥? 1.オーケストラ!(ラデュ・ミヘイレアニュ 2010年 フランス) オーケストラ! (字幕版)発売日: 2013/11/26メ…

映画:キングスマン(監督:マシュー・ヴォーン)

世界を股にかけたスパイアクションである。国に縛られない組織らしいんだが、主催がアーサーで12人のエージェントがいるという、思いっきり英国紳士の集団である。あ、ランスロットはフランス出身だっけっか。しかしとはいえ2時間の映画で12人も出てきたら訳…

映画:ジェラシック・ワールドとMI:5

仕事の合間にジェラシック・ワールドとミッション・インポッシブルの新作を観た。話がグダグダだったり物凄い疲労状態だったりいろいろあったが、最終的にはどちらも面白かった。 川崎の109と桜木町のブルグ13に行ったのだが、どちらも映画館がとても混んで…

映画:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(監督:ジョス・ウェドン)

毎度お馴染みアベンジャーズである。前回が盛り上がっていたのでまたやるのかもうアレでいいんじゃないかと思いつつ観に行ったら、やっぱり今回は次に繋げるためには必要なのかもしれないが、アレはアレの回であった。直近でマッドマックスを観てしまってお…

映画:マッドマックス 怒りのデス・ロード(監督:ジョージ・ミラー)

素晴らしい。エンドロールを見ながらじわりと涙が浮かんでくるような感動を覚えた。 ネタバレというほどのストーリーも何もなく、とにかく逃げ・追われ・闘うだけである。シンプル。 出てくるのは特殊体質のスーパーヒーローではなく、普通の人間ばかりであ…

映画:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ)

ちょうどナーバスな時期で、Twitterを眺めながら「他人って(自分の期待通りじゃなくて)つまんないなー」などと勝手な感慨を得た直後にバードマンを観たもので、つい私には関係のない話だな、と思ってしまったのだった。 仕事でナーバスになってる人間の頭…

映画:イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(監督:モルテン・ティルドゥム)

なんとかいろいろ乗り越えた。そんな春である。途中で白目をむきながら現場に急行したり、1日ぶっ倒れて寝ていたり、短期間のうちに山あり谷ありだったが、いまは体調も戻り報告書とISO書類をやっつけ仕事で作るだけの小康状態である。来月からまた修羅場が…

映画:マッハ!無限大(監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ)

タイトルが「マッハ!」になっているが、原題は「トム・ヤム・クン2」で、つまり「トム・ヤム・クン!」の続編である。どちらも主演も監督も同じだが、一応は違うシリーズのはずだ。マッハはアユタヤ王朝の時代劇で追いかけるのは仏像で主人公の名前はティン…

映画:エクソダス:神と王(監督:リドリー・スコット)

『十戒』のリメイクねと思いながら観に行ったのだが、十戒がわりと判りやすい宗教上の善悪臭さがあったのに対し、エクソダスは説明を排し注釈なしで旧約聖書の記述をそのまま映像にしたような映画になっていた。 最近よく考えていることに、世界に対する認知…

シン・シティ 復讐の女神(監督:ロバート・ロドリゲス フランク・ミラー)

シン・シティの続編である。前作は8年前。ほぼ白黒で一部だけカラーが配されるコントラストの強い画面で前回は少々視認しにくかったが、今回は画面がだいぶ整理されて観やすくなっていた。 前から実写だけどアニメ枠だと思っていたが、ますます2次元ぽくなっ…

映画:ベイマックス(監督:ドン・ホール クリス・ウィリアムズ)

東京とサンフランシスコを足して2で割ったような架空の町「サンフランソウキョウ」が舞台である。西洋と東洋が混然一体と入り混じっているとなんだか未来感が増幅される。よくある西側諸国から見たトンデモニッポンではなく、なんだか地に足の着いたあり得そ…

映画:マップ・トゥ・ザ・スターズ(監督:デビッド・クローネンバーグ)

観終わって最初の感想は「どろ〜ん‥‥」だった。以下、ネタバレ注意。 東洋医学を混ぜ込んだような怪しげなセラピーが変態である。畳に敷き布団で按摩しながら、中年男性セラピストが耳元で「もっとだ」と囁くのがキモチワルくて笑える。ねーよ。 オーディシ…

映画:ゴーン・ガール(監督:デヴィッド・フィンチャー)

まだ観てない方もおられるだろうし、あんまり内容について云々するのも如何なものかというのは判っているのだが、中身に触れず感想を書くのは至難の業になりそうな映画だったので、とりあえずネタバレ注意とだけ喚起しておく。 いろんな観方がある中でわりと…