遠出

牛に引かれて善光寺

正月は休みが取れたのでちょっと長野まで旅行に行ったのである。 首都圏と比べるとだいたい5℃くらい気温が低いらしい。新幹線を降りた途端にひんやりする空気に「身体に馴染む気温だな‥‥」と言い合う北国育ちのふたり。4℃を下回ると寒冷地ターボがかかるよう…

那須どうぶつ王国で猛禽類とファームの動物たち

昨日の続きである。 那須どうぶつ王国には500頭以上の動物が暮らしているのだそうな。 ファームでアルパカのふかふか具合を堪能し、羊に突き飛ばされてきた。毛を生産する動物は毛皮の中に指を差し込むとじわっとあったかい。 触れない区画で平和に寝る黒豚…

那須どうぶつ王国でおさわりカピバラ

熊がカピバラ禁断症状を発したので那須までカピバラ詣でをしてきた。しかし計画を立てている間はやたら業務が忙しく青息吐息の真っ最中でさっぱり相談に乗れなくてすまんかった。まるで男女逆転の構図である。それはともかく、聞いたら新幹線を使っても行っ…

小田原城で散りかけの桜

急に桜が咲いたので慌てて花見に行ったのである。曇り空で花冷えの肌寒い一日だった。 場所は小田原城址。行ってみたらお堀の周りがぐるりと桜並木になっていて、城内よりもそちらをそぞろ歩くのが乙なのだった。 お堀の水面をびっしりと埋め尽くす花びら。 …

伊東温泉(後編):雪のちらつく大室山

公園をあとにすると路線バス乗り場まで戻り、すぐ近くの大室山へ。 大室山は噴火口跡のある休火山で、きれいなお椀を伏せたような形をしている。山全体がカヤで覆われていて、年に一度、山焼きと称して全山を焼くのだそうな。それで木が生えてないのね。

伊東温泉(続編):シャボテン公園の動物と鳥とシャボテン

名残惜しいけどカピバラたちに別れを告げて、公園を一周してみた。シャボテン公園には放し飼いの鳥や動物たちもいる。 当然のような顔をして人ごみに混ざっているモモイロペリカン。このあとそばにいたお客のお兄さんの脚をくちばしで挟んでみていた。ペリカ…

伊東温泉(中編):伊豆シャボテン公園で元祖カピバラ露天風呂

2日目は伊豆シャボテン公園へ行ったのである。お目当てはカピバラ露天風呂。去年から始めた絵ブログでカピバラを題材にしたのがなんとなく連作っぽくなっているが、これは実は特にカピバラ好きと自覚して描き始めたわけではなかった。絵のネタを考えるときに…

伊東温泉(前編):木造3階建ての温泉旅館『東海館』と豪華温泉宿料理

正月休みには熊に伊東温泉へ連れて行ってもらった。特急電車で1時間半くらい。 往きは奮発してグリーン車だよ! 寝坊したので電車内で軽くサンドイッチをつまんで腹を持たせる。いってきます。

富岳「風穴」

熊が突然「洞窟に行くぞ!」というので盆休み中に行ってきたのである。 目当ては富士五湖のうち河口湖と西湖の間のかの青木が原樹海にある天然洞窟である。なんでも洞内の気温は夏でも0〜3℃を保ち、染み出した水が氷の柱になるという氷穴は、江戸時代には将…

ちょっと帰省してきた

去年のゴールデンウィーク以来である。 石巻に住む友人のところに遊びに行こうと目論んでいたのだが、調べてみたらJR仙石線は未だ高城町〜陸前小野駅間が開通していない。ちょうど海沿いを走っていた区間だな。石巻はその先である。バスによる振替輸送はある…

その他の旅

旅程のうち1日はマカオへ足を伸ばした。香港〜マカオは船で1時間だが、両方とも中国へ返還されているのに特別行政区になっているせいか出入国の手続きが必要である。その手続きにけっこう並ぶし時間がかかるので、やってみたけど日帰りはキツい。マカオでの…

夜の旅

ご存知、香港の街は夜になると道路に張り出した看板にネオンが入って賑やかになる。 香港の人は宵っ張りでけっこう遅い時間まで人通りが絶えない。本当かどうか知らないが、彼の地では1日に朝・昼・飲茶・晩・夜食という5食が普通なのだそうな。そのせいかち…

昼の旅

空港から迎えのツアーバスで九龍のホテルへ向かう途中に見かけたサモ・ハン・キンポー氏。この後、あちこちでこの看板を目にすることになる。 とにかく水は飲むな、氷もヤバイと言われていたので、着いてすぐにコンビニで飲み物を買い込んだ。 暑い土地だし…

空の旅

ちょっと前に香港に行ってきたのである。 一路空の旅。フライト中に映画を観るというのに憧れていたのでわくわくして番組ガイドをひっくり返したのだが、用意されていたのは音声・字幕ともに英語か北京語かフランス語であった。どんよりしつつアクションもの…

関西旅行 番外:食べ物篇

旅の楽しみは食の楽しみでもある。 往きの新幹線の中で京都に行くのになんの下調べもしてなくて、twitterに【急募】とお昼のラーメン店を募ったら、親切な方々がいろいろと教えてくれたのである。それによるとどうやら京都駅近辺でラーメン屋といえば「新福…

関西旅行 その3:吉野篇

3日目は奈良観光である。しかし奈良は奈良でも奈良県吉野である。宿をおさえてから吉野の青い秘仏が公開されているということを熊が探し出してきて、急遽北朝見物から南朝見物に切り替えたのである。そのため、朝は少し早めに7時出発で、またもや特急に乗っ…

関西旅行 その2:竹田篇

2日目の朝、旅館の方に和田山から今回の目的地・竹田城址近くの駐車場まで送っていただいた。本当は朝日が昇るところがいいらしいのだが、そこまで頑張れなかったので8時出発。 この日も快晴である。送っていただきながら話を聞いたら、竹田城址というのは天…

関西旅行 その1:京都篇

関西方面へ熊と旅行に行ってきたんである。 1日目、朝から新幹線に乗って一路西へ。 目的地が山奥なのでこの日はほぼ移動日である。それでも京都で途中下車して4時間ほど昼食と観光を楽しむことにした。しかし事前に手が回らず京都のことをなにも調べていな…

帰還

帰りは高速バスの旅である。これが乗り心地はいいし、途中のサービスエリアにも寄ってくれるし、のんびり行楽気分が味わえるので案外嫌いじゃない。仙台‐新宿は5時間半と飽きたら寝てれば着くくらいの手頃な距離も悪くない。あと、料金は新幹線の半分以下と…

確認

立て続けに友人たちの元気な顔を見て安心する。 当日が寒かった話、しばらく粗食に耐えた後に食べ物が手に入るようになって急に脂っこい物を食べたらお腹が痛くなった話、非日常に放り込まれたときに企業も人間も地金が出るという話、おっさんたちの精神力の…

瓦解

母が叔母(私には大叔母)のところに行くというので、くっついて行った。未だ線路が繋がっていないその先へは、臨時の代行バスが1日に何本も走っている。 電車も中途半端な位置に停まりっぱなし。 ボランティアの方々が作業をしている間をすり抜け、橋を渡る。…

剥落

突風の吹き荒れる中、黄色いテープが煽られてビリリと音を立てていた。 気になって前に住んでいた場所へ行ってみると、平地のこちらは実家よりも盤石ではなかったらしく、目に見えて尋常ではない状況であった。クラックが走り外壁は落ち床タイルは波打ち非常…

亀裂

場所によっては生活はほぼ復調しているようで、春の日差しが麗らかな午後である。親戚詣でをするとお茶菓子とともに供されるのは海に呑まれた縁者の消息。足下をよく見るとそこかしこに地割れが細い深淵を覗かせる。余震のたびに亀裂が拡がっていくのだそう…

横断幕

工事中の灰色の覆いの上に控えめな横断幕。傷跡よりも、仙台ホテルの跡地に違う建物が建ちかけているほうが感慨深い。そういえばなくなったんだっけ。

お伊勢参りと名古屋

気力体力精神力に限界を感じて週末から9連休を申請したのが木曜日。地震の影響で帰省することもできないし、休みが取れたら見学に行きたいと思っていた外郭放水路も見学会を中止している。なにより私自身がぐったりしてしまって何もする気が起きないので、特…

高尾山・山頂ビアマウント

実をいうといままでビアガーデンというものに行ったことがなかった。アルコールが飲める年齢になってもう少しで20年である。どこかしら行こうという話は毎年出るし、なんだかんだ声をかけあったりもするのだが、何故か実現しない。2年前にも高尾山のビアマウ…

秩父で棚田

秩父には巡礼の札所が34箇所ある。その名も『秩父三十四箇所』といって、西国三十三箇所、坂東三十三箇所と併せて日本百観音なのだそうな。秩父巡礼は一番から三四番までの一巡で約100kmあるのだという。というのも、帰ってきてから調べたんだけどな。そんな…

秩父で芝桜

またもや相方さんが唐突に『芝桜見に行こうぜ!』とのたまいはじめたので、この連休は日帰りで秩父へ行ってきた。 朝、外に出てみると雲ひとつない快晴であった。

根岸公園でカラス他

しつこく根岸公園である。一箇所、妙にカラスが集まっているところがあった。花の咲いた桜の枝を落としてみたり、バッサバッサ同族を威嚇したり、何をしていたのだろう。カラスは賢いから花の蜜でもついばみながら遊んでいたのかね。

根岸公園で廃墟

花見に行った根岸公園には、通称『根岸競馬場』、幕末の1866年に創設された横濱競馬場跡がある。現在残っている一等観覧席は昭和5年に建てられたものである。根岸森林公園自体がレース場だったが、第2次世界大戦後、横須賀港が見渡せる位置にあるということ…