先月分の給料が出た!!
あああ、嬉しい良かった安心した〜。ほんと出なかったらどうしよう、社長が夜逃げしてたらどうしよう、敷金引越し今月来月生活費、どうしようどうしようと、おろおろビクビクしていたので、通帳の残高を確認したときにはどっと力が抜けた。私は本当に小動物並に小心者なのだ。どぎまぎしすぎて二、三日日記も書けなかったくらいだ。
ギリギリまで待っても給料が出なかったら、同居人が多少の蓄えを放出してくれると言っていたし、他にも気まずいけど親に借金するとか、やろうと思えばいくらでも切り抜けようはあるのだが、一旦予定が狂ってパニックになると収拾がつかなくなる。ちょっと自閉っぽいな、と自分で思うのはこんなとき。
十日までは待つつもりだったのだが、その昨日の時点で入金も連絡もなかったので、社長が生きてるのかどこかで首括ってるのか夜逃げしてるのか、誰か連絡が取れている人はいるんだろうかと方々に連絡してみた。
退職関係の書類を送ってくれた社労士さんに聞いたところ、先週の約束の日には結局社長は現れず、その後連絡も取れなかったので、職権で数字を出して*1半ば無理矢理書類を作ってくれたんだそうだ。急いでもらったから、やはりそんな面倒をかけてしまったのだな。申し訳ないと同時に、本当に有難い。なんて頼りになる人なんだ! さすがプロ。
元先輩はメールしても返事がない。アドレスを変えたのか、はたまた思い出したくもないと速攻で削除されてるのか‥‥よく判らないが、最後のほうは社長のことを考えるだけで動悸・息切れ・眩暈など不安神経症っぽくなっていたようなので、新しい環境で元気でやってくれていると好いのだが。いちいちパニくってる私が、人のことを言えたもんでもないか。長期間のストレスってだんだん馴れるようで、その実、精神の深いところを着実に蝕むんだな。
パソコン環境関係をやってくれていた人*2も、逆に「何度電話してもつながらない。なんとか連絡が取れないものか」と言っているし、この時点ではもしかして社長は本当に逃げちゃってるかもしれないとの危惧があった。
さて、どうしよう。今までの例からいって、こんなときは電話をかけても無視される。強気に出たら反発する。もともと辞めた人間に、気持ちよく残りの給料を払うような精神構造の持ち主ではない。というわけで、「給料入ってませんけど、どうされてますか。そちらも苦しいのは判ってますが、困ってるんです」と下手に出たメールを打ったところ、二時間くらいして「振り込みました」と返事が来た。
「おお!」と色めきたったものの、この人の場合なー、平気でこういう嘘をつくからなー、と半信半疑で通帳記帳してみたら、入ってた。やったよ。上手くいったよ。変な汗かいた。作戦が効を奏したのかどうかは判らないが。ああもう。
これでダメだったら人情派の税理士さんに相談に行って、その足で貧乏人の味方「法テラス」に行ってみて、でも所在不明だと内容証明が届かないよな、夜逃げってけっこう有効なんだなぁ、向こうの弁護士さんに連絡してみたらなんか判るかな‥‥なんて段取りを考えていたのだ。穏便に済んでよかった。
ほっとしたところで、明日は実家に呼び出されているのだった。気が重いが、今の部屋に越したときに強引に取り上げられたマスターキー一本を、今度は引き払う前に取り返さなくてはならないので、どちらにせよ一度行かなくては仕方ないのだ。とほほ。
*1:過去の金額から概算で給与の数字を出したり、条件が揃えばそういうことができるんだそうだ。
*2:なにを隠そう、元社員のラサール少年(参考:http://d.hatena.ne.jp/paseyo/20051012)だが。