画面の中に没頭していると時間が経つのを忘れる。
といっても仕事ではそこまで集中できるのはせいぜい二、三時間だが、勉強だと疲労度が高いのでもっと早いかな。工作しているときもそんな感じだが、こちらはもっと濃密で深い。
象徴的な記号の世界に潜り、いつもの日本語とは違う言葉を使って会話や思考をしているようだ。ふと我に返るときは、水面にぽっかり顔を出すような気分でゆるゆると浮上してくる。
実生活とネットでも感じることだけど、別次元のもうひとつの世界がある。
そのことに気付いて以来、割と勉強が好きになった。学生時代に気付いていれば、と短絡的に悔しがることもあるけど、学生というのは実はこういう世界に潜るための下地を作っている段階なのだろうな。
本を読むのとも違う。読書は与えられる楽しさ、思索は遊ぶ楽しさ、とまではっきり線が引けるものでもないが、比重がどちらかに偏るのは確かだ。どちらが上ということもなく、どちらも楽しみたいのだけど、いかんせん時間が足りない。