週末日記


午前中に起きたものの、やる気がおきず洗濯をしただけで他の雑事は挫折。いつものように午後から映画を観に行ったあと、ダイソーを二軒回って欲しかったものを拾う。わざわざダイソーをハシゴするのもなんなのかと自分でも思わなくもないが、工作の材料は最初に行った店で見つかったのだが、燻煙材がなかったんである。休み中にまた燻製を作ろうと、既に肉はピックル液に漬けて仕込んである。そして燻煙材はここらで一番大きな店舗に行けば置いてあるのは判っている。途中で諦めるわけにはいかなかったのだ。
歩きつかれて駅近くの焼き鳥屋に雪崩込むようにして入り、氷の浮くほど冷えたビールで喉を潤し生き返る。チェーン店なのだけどささみがたたきだったり、炭火の焦げ臭さが絶妙だったり美味しい焼き鳥だった。いまどきはチェーン店もバカにできないのだな。それにしても最近、胃が重いんである。冷えたビールなんか飲んだら覿面なのだが、夏にはこれがやめられないとまらない。
帰宅してコンタクトを外し、歯磨きだけして自堕落にそのまま寝る。
起きてみると鼻がムズムズしてくしゃみが止まらない。夏風邪かというとそんなことはなく、単に埃アレルギーである。部屋の掃除を手抜きしているのが原因なんである。しかし面倒だったのでしばらくそのまま我慢してちびちびやっていた裁縫の続きをするも、だんだん鼻水が止まらなくなりアレルギー症状でダルくなってグッタリしてきたので、諦めて掃除をする。というか、見かねた相方さんが掃除機をかけてくれた。コンスタントにきれいにしていれば済む話なのだけど、たまに疲れているときなど自分の体質が呪わしくなって、わざと放置してみることがある。無意味で無駄なんだけどな。猫アレルギーは馴れると症状が出なくなるというが、本当だろうか。もしそうなら挑戦してみたいものだ。
そのまま昼寝に突入し、夕方起き出してシャワーを浴びて灸洞さんのライブを観に藤沢へ。横浜からは電車で20分くらいなので、充分通勤圏内なんだよね。入る前に近くの中華屋で腹を満たしたら、かなりボリュームがあり腹が苦しくなる。ライブハウスにいる間に揺れたような気がしたのだけど、ズガチャカやっているとそれすらノリのような気がしておかしい。灸洞さんのバンドはチラシのウミガメが歯磨きして相撲番組を見てお好み焼きを焼いている絵がそのままのステージである。惜しむらくは酒が出てこないことくらいか。観た後にご本人からジャンルはなんだと思う? と訊かれて『うーん‥‥』と唸る。強いて言えばロックポップフォーク‥‥って、それはジャンルの括りになっているのか。しかしアコーディオンって面白そうだけど腕力が要りそうだな。すっかり楽しくなってバカ話をしつつ『イーノ、イーノ♪』と口ずさみながら帰った。
家に帰ってみたら地震ゲリラ豪雨だと天変地異が起こっていたけれど、出先では雨も降らなかったし震度もそれほどでもなかったので、浦島気分である。しかしふと気付いたら先日作った棚に並べたCDが傾いていたので、自宅ではそれなりに揺れたんだろうな。