千畳敷カールから降りてみると、ロープウェイ乗り場は順番待ちの人で既にいっぱいだった。まだ午前中も早い時間なので、しらび平周りの遊歩道を歩くことにする。それにしても天気いいなぁ。
- 遊歩道の入口にいきなり『熊出没注意』の看板。で、また登りすか‥‥。
- ごろごろと石を敷き詰めた道。片側は崖で川が流れている。
- 日暮の滝。は、上手く撮れなかったので、急流とすんごい透明度の水。
- あたりは白い花崗岩と深い緑。苔が元気に立ってる。
- そのへんをぐるっと回ってからバスに乗って山を降り、ペンションへお借りした軍手をお返しに行ったついでに、また敷地内の喫茶店へ寄った。
- 頼んだアイリッシュコーヒーはグラスに入ってるけど、ホットである。山帰りの冷えた身体にざらめ糖とウィスキーが沁みわたる。息も楽になったし、安心感に身を浸す。
- 近くにある駒が池から、いままであの天辺にいたんだねと駒ケ岳をのぞむ。景色がキレイすぎてなんだかゴルフ場みたいだ。
- 水門がありどうやらため池のようだが、これまた恐ろしく透き通った水。
- ふたりで『ファラフェットォァー!』と雄叫びを上げ、予定になかったがソースかつ丼を食べることにする。なんでも名物なんだとかで、あちこちに幟が立っているのでサブリミナル効果(違)で食べたくなったのだ。
- バスセンター近くの明治亭 中央アルプス登山口店にて、こーんなオシャレなバルコニーで、外には清流が流れてたりして。
- でも振り返ると駐車場の裏なんだけどな。
- そして食べたのはドカンとボリュームのソースかつ丼。美味しゅうございました。
- お腹いっぱいになって、帰りの高速バスの時間までぶらぶらすることに。たった1日だけど、前の日と比べて麓の高原の紅葉もだいぶ進んだように見えた。
- 道すがら沼を見つけて寄ってみたり。
- 美術館があったね、と駒ヶ根高原美術館へ行く。収蔵作品は池田満寿夫、藤原新也、草間彌生、浜田知明、大竹伸朗、ゴヤ、ドーミエ、ルオー、ロダンと錚々たる顔ぶれである。浜田知明がコミカルで面白かったな。
- しかし早朝からの強行軍で疲れきっていたせいか、美術館のソファでしばらく転寝してしまう。
- ひと寝して元気が出てきた。折角なので信州そばを食べることにして、美術館の前にあった元祖光前寺そば やまだや保翁へ。さっきソースかつ丼を完食したばかりで明らかに喰い過ぎです。
- 信州三味というメニューを頼んだら、天ぷら+葉わさび+自然薯の各そばが少しずつ出てきた。天ぷらには林檎の天ぷらが‥‥それ自体は悪くないんだが、そばと合わせるのはどうだろう‥‥ごにょごにょ。さすがに馬刺しは出てこなかった。
- 遊び疲れて桜肉の燻製もゲットして、夕方には帰りのバスに乗ったのだった。さようなら、駒ヶ根高原。本当に水も空気も嘘のように濁りがなくて綺麗な処だったなぁ。
- 帰りは渋滞に巻き込まれて予定では3時間半のところ、5時間半かかった。半分くらいは寝てたけどな。新宿に着いたら今度は終電1本前の新宿湘南ラインに乗るために、リュックを背負って夜の街を走ったのだった‥‥。
おしまい