映画:アイアンマン2(監督:ジョン・ファヴロー)

初作は素直にアイアンマンの劇画だったのだが、2は妙にある方向への張力を感じて、違和感があった。あのアイパッチのひと、なに? とあとから聞いたら、アメコミでよくある『スーパーヒーロー連合』のアレなんだそうな。私自身はアメコミにはあまり詳しくないので、前触れもなく唐突に出てきて当然のように役割を振られてて動いてるのがイミフだったのだった。ああ、そっち方向にいくのね、と納得はしたものの、続きを作る気まんまんなのは結構だが、2だけで見るとそこまでイミフな状況を作ってそのまんま続きへ!というのもずいぶん潔いなー。
あと敵役の物理学者は、あれはナニモノだったんだろ。ああいう刺青っていわゆるロシアンマフィアの身分証明書みたいなもんじゃなかったっけ‥‥ただの学者じゃないという設定にしても、アイツを殺ったら組織ぐるみの国際問題血で血を洗う抗争の阿鼻叫喚になるんじゃ‥‥などと細かいことを考えていたのだった。あ、ファッションタトゥーですか、そうですか。あのバックボーンでそんなシャレが効いてるとは、天才は人生の幅が広いなぁ。(棒読み)