宇宙科学研究所でBランチ

せっかく相模原の近くで所用があったので、宇宙科学研究所JAXA)にお昼を食べに行ったんである。SFも宇宙もどちらかといえば好きだが、星図を覚えたり実際にいろいろ見学に行ったり高い図鑑を買い込んだりするほどではないヘタレファンである。はやぶさが帰還してきたときも、そういえばそんな長期計画で打ち上げたロケットがあったなぁ、アレ本当に戻ってきたのかとおぼろな記憶を手繰ったくらいである。生中継USTはビール飲みながら見たけどな。
宇宙科学研究所とは、独立行政法人宇宙航空研究開発機構JAXA)の研究施設である。内部に総合研究大学院大学を併設しており、中にある売店大学生協である。大学院のみの大学はここが日本初だったんだそうな。本部は葉山にあるらしい。

行ってみると、敷地の入り口で受付をし、見学者用のバッヂを胸につけて入場することになっていた。けっこうものものしい。とりあえず食堂に直行してお昼を食べる。

Bランチ400円である。麻婆春雨に豆腐も入っているものがご飯にかかっていた。
外に出るとロケットの実物大模型がどーん!

どーん!

ずばばばばば!(しまった、写真が見切れている‥‥)

お昼を食べに行っただけなので、他の建物内を見学する時間はなかったのだった。はやぶさのカプセルも出張中だしね。
でもお土産はしっかり買ってきた。

お約束の宇宙食。数種類あったうちのチョコレートケーキとたこやき。

袋を開けてみると中身はこんな感じ。見た目は本物‥‥である。が、フリーズドライなのか見事に水分が抜けきっており、カチカチのサクサクになっている。それなのに口に入れてみると、味は確かにチョコレートケーキとたこやきなんである。しかもそこそこ美味しい。ちゃんとクリームはクリームの味がして、たこやきの中にはちゃんと蛸が入っているし紅生姜やキャベツや葱のみじん切りも入っている。それが噛んでいるうちに口の中の水分を吸って、ちょっと食感が戻ってきたりする。実際に宇宙で食べるときは、水分を注入して食材を戻してから食べるのかな。いまの技術って凄いんだなぁ。

フローティングボールとはやぶさ缶バッヂ。バッヂはイトカワ表面に落ちたはやぶさの影‥‥なのかな。幽玄な写真である。ボールのほうはお店で手にとって、科学玩具の独特な動きが懐かしくてつい買ってしまった。二重構造の内側のボールに錘が仕込んであるため、ボール自体を転がしても内部の模様は常に上を向いている。逆に手に持って上手く振ると、内部のボールだけがくるくる回る。そうして弄んでいてつい硬い机の上に落としてしまったら、なんとピカピカ7色に光りだしたのだこれが。

衝撃を加えると一定時間点滅するらしい。うわー、これはなんで光ってるの? 化学的な反応なんだろうか。中に何が入っているんだろう。わくわくである。理科って楽しい。
そういえば、こないだ小学女子と話していたのだが、彼女は割りと理科が得意なんだそうな。それは幸運だよね。理科にちょっと興味を持つだけで生きるのが3倍楽しくなるから。