MAKE: のイベントへ行ってきたんである。MAKE: というのはアメリカの雑誌で、日本語版も出ている。内容はそのものずばり『物作り』。編物から電子工学まで幅広く『工作すること』を扱った媒体である。その雑誌のイベントが東工大で開かれるというので、鼻息荒く紛れ込んできたんである。
当日はいい天気のぽかぽか陽気であった。
大学の敷地内に3ヶ所ある会場のうち、まずは生協食堂を覗く。ここはハンドクラフトが多く、入ったとたんに天井から色とりどりの編みぐるみタコがぶら下がっているのが目に付く。
編み奇襲団"Que D'accord "のブース。台の上を占拠する賑やかな怪しい生き物達。
クトゥルータコ帽子があったので被って喜んでいたら、カメラに取材された。しかし何のカメラだったのか判らない。なんだったんだろう、アレは‥‥。
ここで以前からtwitterでお世話になっている@takoyamaさんこと特急2222さんにご挨拶。黙々とカード織をされているところにお邪魔して、超がつくほど初歩的なことをあわあわとうるさく質問してすいませんでした。緊張して写真撮るの忘れた‥‥。
そして、うわー、でた、光るイクラ! ネットでよく拝見しているテクノ手芸部さんである。実物を目にして私は大喜びである。
体育館ではデイリーポータルZのブースでべつやくれいさんが売り子をしていたり、空気砲を振り回すおじさんがいたり、カオスであった。
他にボールが浮いていたり
テオ・ヤンセンぽいロボが蠢いていたり
ペーパークラフトの戦艦大和が鎮座していたり。
そしてなぜか真ん中にはやぶさ原寸大模型が。
確かに工作っていうか物作りっていうか工学系っていうか! いやしかしこれはそのカテゴリーでいいんだろうか。そんな驕らないはやぶさ兄さんに脱帽である。
西9号棟は各部屋ごとに趣向を凝らした展示となっていた。照明を落として映像や光と音を組み合わせた展示や、ロボットでサバゲをやっているのを眺めたり。教室を巡って歩くのが文化祭のようでちょっと懐かしい雰囲気であった。
外では4本足ロボが散歩していたり、大きなプロペラを付けた自転車が走っていたり凧が揚がっていたりしていたのだが、いい大人が工作してきゃっきゃと遊んでいるという夢のような空間に興奮しすぎてここでも写真を撮りそびれた。
今回の戦利品。
ガチャガチャでMAKEの缶バッヂとオライリーのキーホルダー、それとテクノ手芸部のブースで見つけてすかさず買った電導糸である。これを手袋の指先に縫い付けておくと、その名の通り電導性があるので素手じゃなくともiPhoneなどの静電式タッチパネルを操作できるのである。(参考)前からちょっと興味があったのでいろいろ遊んでみよう。しかし、これってなにで出来てるんだろ。カーボンファイバー?