哀愁の冷蔵庫

体調・体重管理のために食生活の見直しを図っているのだが、つくづく私は食いしん坊なのだな。
特に野菜料理には目がない。ムサカも美味しそうだしけんちん汁も捨てがたいしカボチャのスープもステキでとろろ芋もいいよね。などとなんでもかんでも食べたいので、一日に食べられる量が決まっているのが哀しいくらいである。
それどころかよく考えてみると朝は牛乳をかけたシリアル、昼は仕出し弁当ときて、夜は持参した握り飯を頬張るだけとなると、はっきりいって冷蔵庫の中身は梅干と海苔と牛乳だけで事足りてしまうことになる。
‥‥そうか、もう食材で冷蔵庫をいっぱいにしなくてもいいんだ。
平日はどうせ食べられないんだから、なにも買わなくていいんだ。
野菜も買わなくていいんだ‥‥。
そうかぁ、食費がだいぶ浮くなぁ‥‥。
色とりどりの野菜。油と合う茄子、シャキシャキの蓮根、滋味深いきのこ、煮ても焼いても美味しいトマト。あれもこれもぜーんぶお別れ。

思わずポエムに絵をつけてしまうほど、私にとってはショッキングな結論である。そんなバカな。そんなことがあっていいものか。
しかしここ2週間ほど記録している体重の推移も、毎日夜遅く食べる食事がこそが、太る原因である可能性の大なることを示している。数字は無情だ。
いまだに踏ん切りがつかないでいるのだが、本当にもう野菜を買わなくていいのだろうか‥‥。