週末日記

先週は週の中日が祝日だったので、なんとなく余裕のある運行である。金曜の夜にズババッと洗濯などを済ませ、土曜はいそいそと散髪に出かけたのだった。いままで美容院へ行ってもカラーとトリートメント中心で、長さ自体はロクに切らずびろしゃらと伸ばしっぱなしにしていたので、散髪というにはどうにも当て嵌まらない気がしていたのだが、このたびは50センチほど切り落としたので散髪で差し支えなかろう。むしろ出家のために髪をおろしたといったほうが適切かもしれない。別に尼さんになったわけじゃないけど。
数年ぶりの短めのおかっぱ頭は、しかし実に違和感なくすんなりと馴染む。こっちが本来の装束とでもいうのかと訝しくなるほどだ。

※ 画像は願望であり、実際の本人を表すものではありません。
断髪するのに特に理由があったわけではない。強いていえば、我慢の閾値を超えたから。長くなればなるほど邪魔になることが増えてくるわけで、そのストレスにどこまで耐えられるかひとりチキンレースをしているようなものである。それよりスーパーロングからいきなりショートにしたときの爽快感たらなかなかない。その瞬間のために年単位で延ばし続けているふしもある。いずれにしろ、時が経てばまた髪は伸びるのだ。いまのところは、だが。
それでも頭髪の3分の2くらいが一気になくなったわけで、いままで髪が覆っていた首から背中や二の腕の辺りがやけに寒い。そのせいかどうも風邪をひいたくさい。髪がなくなったせいで風邪をひくなど冗談のようだが、装飾品扱いの髪もプリミティブに体毛の一部だということか。


それから飲み会へ行き旨い日本酒と楽しい会話を堪能し、次の日は本を読んだりゲームをしたりDVDを見たり荷物を出したり粗大ごみのチケットを買ったり肉を食べたり夜更かしをしたり盛りだくさんであった。これだけ精力的にこなしたのに、今朝ドアの状差しをみたら宅配便の不在伝票が入っていた。予想外の荷物とはいえ、決して完璧には終わらないのが私らしいというかなんというか。あ、あと、ヒストリエを買い損ねた。