冬休みの工作 その2:赤いモフモフ

先週のクトゥルーマスクに引き続き、スキーマスクの第2弾である。今度のお題は『赤いモフモフ』。
材料は手芸店で見つけた起毛素材である。厚さのわりに蕩けるような柔らかな触り心地でふわっふわだ。

両面起毛のタイプもあったのだけど、作るものの都合により今回は片面のものを使用した。裏側を見ると柔らかいだけにローゲージというか編目が大きい。切りっぱなしにすると端から毛が抜けてきてしまう。
型紙を作ってくり抜く穴の位置決めをしたら、ほつれ防止のために接着芯を貼る。

ざっくりした生地のためチャコペンではぜんぜん見えないので、使うのは油性マジックである。書き文字は内側にくることを表す「内」であって「肉」ではない。書いた位置は故意だ。
縫い目が表に出ないように、筒の両側を絞って半分で折り返して袋状にする。文章で表現すると判り難いけど、断面図にしてみればこういうことだ。

こうすると表も裏もふわふわ面になるしね。
あとはミシンでガガガッと縫って穴をかがって小細工を施して出来上がり。

多くは語るまい‥‥いいな、判っても言うなよ! 絶対、言うなよ?!


作ってる間にふと目を上げると部屋中のそこここに赤いふわふわがくっついたり漂ったりしていたのは、ちょっとした眺めであった。その後、粘着テープで取ったり掃除機で吸ったりひと通り片付けたのだけど、どこから湧いて出るのかいまだにふと見ると赤いふわふわ毛がそこらへんに付着しているのだった。なんの呪いなのか。