関西旅行 番外:食べ物篇

旅の楽しみは食の楽しみでもある。
往きの新幹線の中で京都に行くのになんの下調べもしてなくて、twitterに【急募】とお昼のラーメン店を募ったら、親切な方々がいろいろと教えてくれたのである。それによるとどうやら京都駅近辺でラーメン屋といえば「新福菜館」と「第一旭」に絞られるようだ。なるほどなるほど。新幹線を降りてすぐに「新福菜館」の行列に並んだ。

関西の汁物は色が薄いものだと思い込んでいたので、真っ黒なラーメンスープに驚愕する。他のお客さんが頼んでた炒飯を横目で見たら、それも黒かった。まっすぐな太い麺で美味しゅうございました。教えてくれた皆様、ありがとうございました。よく晴れた暑い日に熱いラーメンをすすって汗だくになりつつ、京都観光にのりだしたのだった。



暑さと坂道にヘロヘロになった清水寺で、一休みしたのはこんな風情のあるお茶屋さんだった。



和田山で泊まった旅館・有斐軒さんの夕食。出汁のきいたとてもやさしいお味で、関西なんだなぁとしみじみした。そういえば醤油が濃くて真っ黒で甘かった。いつもの醤油が濃い目の水彩なら、こちらの色はマット。関西のほうはそういうもんなのかな。そういえば九州の醤油も凄く甘かったな。
このあとに部屋でビールを飲みながらポテチやらサラミやらを摘んだのだが、写真は撮り忘れた。

次の日の、同じくザ・旅館の朝食。鮭がしょっぱいのが、これこれ、これである。ご馳走様でした。

朝のコーヒーは1人用のドリップコーヒーを無理やり湯飲みに淹れて飲む。




竹田で食べたお好み焼きとホルモン焼きそばは美味しかったなぁ。普段は粉物はあんまり食べないのだけど、本場で食べるとぜんぜん違うのね。こんど明石焼きも食べに行きたいなぁ。



2日目の晩は熊が風邪っぽいから肉が喰いたいと言い出したので、奈良で飛び込みで適当に入った焼肉店だったのだが、これが大当たりでとても美味しいお肉であった。



翌朝の湯呑みコーヒー。旅館と違ってホテルでは絵にならないのは何故だろう。

朝食は電車の中でコンビニ飯。




吉野の山の上で柿の葉寿司と葛とごま豆腐の吉野三昧定食を堪能。汗をかいた身体に〆た鯖の塩分が染み渡る。あと、ごま豆腐! 特産の葛で固めてあるので正確には豆腐ではないらしい。写真では白飛びしてしまったが、淡いベージュの上に山葵がのっている。ごま豆腐に山葵? と最初は訝しく思ったのだけど、少し甘めのお出汁で合わせて食べたら物凄く美味しかった。



帰りの新幹線といえば、魅惑のカツサンドとビールである。飲んだ後はご多分に漏れず爆睡したのだった。



夜、自宅に帰ってから京都で買ってきたちらし寿司を食べて、今回の旅行はおしまいである。




自分用のお土産は清水の唐辛子と金峯山寺で買った手拭い、あと吉野で偶然見つけた桜酵母を使っているという桜ビールであった。
お疲れ様でした。