高校生の鞄における力学的考察

高校生諸君の鞄の持ち方には流行があるらしく、いつからだったかこうして持ち歩いているのをよく見かけるようになった。

教科書やらノートやら重い荷物の代表である本や冊子がざくざく入っている鞄を毎日持って歩くのはさぞ大変だろう。などとつい年寄り染みた感想が漏れ出てくるのだが、若いうちって案外平気なんだよね。うん、自分もそうだった。頑張れ、若者よ。
それはともかく、ふとこの持ち方ってトラスになってて意外と合理的なんじゃね、と思いついたのである。思いつきなので本当かどうかは保証の限りではない。

肩に掛けた鞄が横倒しになって身体の側面に当たっている状況を図にするとこうなる。

途中で面倒くさくなったのでいろいろ省略するけど力の流れを描くとこうなって、

A点で少しはP2とP3が相殺し合うんじゃないか。するってーと反発力はその分少なくともバランスするのかもしれない。
なんてことを通勤電車に揺られながら考えたのだった。