夜の旅

ご存知、香港の街は夜になると道路に張り出した看板にネオンが入って賑やかになる。

香港の人は宵っ張りでけっこう遅い時間まで人通りが絶えない。本当かどうか知らないが、彼の地では1日に朝・昼・飲茶・晩・夜食という5食が普通なのだそうな。そのせいかちょっとした軽食を出す店で夜の10時ごろに行列が出来ていたりする。そして人口過密な住宅事情もあって自炊より外食文化のほうが充実していて安い。屋台に毛の生えたような小さな食堂が町中にたくさんあって興味をそそられたのだけど、今回は胃腸の強靭さを試してみる機会がなかった。
アバディーン・ハーバーの水上レストラン「JUMBO」にて。観光名所である。

ちょっと前まではロケーションは良いけど高い割りに美味しくないなどといって地元の人は行かなかったそうだが、最近は評判を持ち直しているとか。烏賊とセロリの炒め物が美味しかった。

海の上にある満艦飾である。正しくは杭を打ち込んだ海上建築らしいので船ではないけど。
ピークトラムに乗ってキツイ斜度にきゃっきゃしつつ、ビクトリア・ピークへ。

いわゆる「百万ドルの夜景」だが、海に面した亜熱帯という水蒸気の多い土地柄でなかなかクリアな視界は開けない。この日もほぼ雲の中であった。

たちこめる濃霧の中に亡羊と浮かび上がる巨大なピーク・タワーが怖い。観光客向けの展望台、ショッピングモールなどの複合施設である。
毎日やってるというレーザー光線のナイト・ショウやら免税店ショッピングモールのライトアップやら、夜の写真ももうちょっとあったのだけど三脚のないコンデジじゃ夜景はまともに撮れないわな。女人街のナイトマーケットにも行ったよ。