那須どうぶつ王国でおさわりカピバラ

熊がカピバラ禁断症状を発したので那須までカピバラ詣でをしてきた。しかし計画を立てている間はやたら業務が忙しく青息吐息の真っ最中でさっぱり相談に乗れなくてすまんかった。まるで男女逆転の構図である。それはともかく、聞いたら新幹線を使っても行って4時間半、滞在4時間半、帰って4時間半という強行軍にならざるを得ないという。しかしおさわりできるならそれも致し方なし。腹を括って朝7時に家を出た。

ばびゅんと移動して到着したらお昼である。

カピバラ展示場前のナステラスにてカピバランチ1,100円ナリ。俵型のコーンクリームコロッケがカピバラらしい。セルフサービスでプラスチックの食器なのだけど、地産地消を目指したレストランで内容はかなりしっかりしている。栃木産豚のハンバーグも温野菜サラダもベーコンの風味が効いたスープも顔付きヨーグルトもとても美味しい。こういうところでしっかりしたものが食べられるのは嬉しいね。ただ連休中のせいか料理を受け取るまで30分ほど並んだ。

そのあとは目の前のカピバラの森へ。カピバラの囲いの中に入れるようになっている。

入ってすぐにこの近さである。このあとは何かがはじけ飛んだらしく、このあまり活発には動かない動物に対して何故か連写モードで撮りまくったわりに、たいした写真は撮れていないという訳の判らない結果に終わったのだった。

ここの群れのトップに君臨するメイちゃんとあっくん。飼育員さんに「カピバラは自分の名前が判るんですか」と訊いたら、「いや〜たぶん判ってないんじゃないかと‥‥」と苦笑を交えつつお答えをいただいた。うん、そうだろうな。

池ポチャカピ。ここは足湯に浸かりながら目の前で風呂に入るカピバラを観察できる趣向になっていて、入っているのはカピ用のぬるま湯である。手を入れてみたら35℃くらいな感じであった。

ぬるま湯に浸かっているとリラックスするらしく、撫でると転がって腹をみせてくれるのだが、そうすると顔も湯の中に入ってしまうので息継ぎのためにむっくり起きあがるのと撫でられて横になるのを延々と繰り返していた。それでいいのか、カピバラよ‥‥。

笹を100円で購入してカピバラたちにおやつをあげることができた。葉毛の生えたゴワゴワしたくま笹の葉なのだけど、渡すと吸い込むように滑らかに食べてくれるのだった。せっかく連写モードで撮ったのでGIFアニメにしてみた。ぬーん。
カピバラの森を後にして、小動物たちのいる王国タウンから少し離れた牧場エリアの王国ファームへ移動する。歩いて30分ほどの谷を越えた向かいの尾根である。そこまではわんにゃんバスも運行しているのだけど長蛇の列である。

時間が惜しかったので別ルートを選択、300円のリフトに乗って谷へ降りた。

そこから無料のトラクターバスが随時往復運転しているのに乗り換えて、坂道を登る。高低差が激しいので歩いたらキツそうだけど、距離的にはすぐそこなのであまり待たずに済んだ。

これがけっこう楽しかった。
他の動物たちはまた明日。