だりぃ

着々と体調は良くなっているようである。身体中の関節という関節は可動域が広がり、使われていなかった筋肉がミシミシと動きだし、体重は増えたのに動きは軽い。ちょっとした軽作業も面倒臭いと思う間もなく動けるようになってきた。しかしである。個別に膝の裏の筋の突っ張りや首の後ろのコリ、眩暈や頭痛が自覚されてきてツラい。ツラいのに身体は軽くなっているという不可思議。よくワーカホリックが「休みになると体調が悪くなる」のは忙しい時期は無理して押さえ込んでいるだけで実際には疲れており、休みになると自覚症状が出るのだというが、まさにそんな感じである。全力で蓋をしていた地獄の窯が開いたようだ。壮絶な揉み返しがきているようでもある。
週1回の頻度で整体にも通い続けているのだが、そのたびに硬い硬いと言われこの世にこんなことがあっていいのかと懐疑的になるほど容赦なくゴリゴリ揉まれている。そうして野太い悲鳴を上げ脂汗を流している甲斐があってか、1度の通院ごとに骨格から変わってきていて、背筋を伸ばす姿勢に慣れる間もなくなんだか身の置き所がない。特に座ったときの骨盤の置き方が判らない。骨盤を立てて置くと、なんだかお尻を後ろに突き出しているような居心地の悪さがあるのである。腰がそっくり返って長時間座っていると背中の筋肉が苦しくなりそうなのだが、たぶんこっちの方が正しい姿勢なんだろう。歯列矯正のときにも覚えがあるが、骨はわりと人為的に動かせてもその周りの筋肉が正しい形に合っていないので作り変えるのに時間がかかるというやつか。うぅ。
もうこれ、会社休んじゃダメかなと弱気になる勢いで全身が怠い。そんな今日この頃である。