『SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁』(監督:ダグラス・マッキノン)
オチがアレだし、シリーズを見ていないと何が何だか判らないし、テレビ放送で良かったんじゃないか。とは思った。いままでのシリーズは見ているから私は良かったけど。しかし昨今のテレビドラマはとても進化していて、決して映画の劣化版には納まらない。ドラマはどんどん突き進んでいくし、キャラクターは映画のせいぜい2時間前後という制約を受けないのでもっとユニークで深みのある人間性を打ち出してくる。何話か続けて作られるという枠組みを最大限に生かした描き方をしているのだ。テレビドラマをそのまま映画に持ってきても上手くいかないと思う。
『ヘイトフル・エイト』(監督:クエンティン・タランティーノ)
長い。特にオープニングが。しかしリンカーンからの手紙が光るとか、随所に笑えるくだりが出てきて飽きない。緊張続きからの最後の血塗れでぐだぐだになる感じがなんともいえない。