循環促進キャンペーン中

着々とモノを減らしている。漁るうちに出てきたジャムやら乾物やら後回しにしていて残っていたものはどんどん消費し、存在を忘れていたものも不要品なので捨てる。必要だったら覚えてるだろ。狭い部屋の中で管理しきれないものは凡て無駄である。三十路を迎える前に過労で倒れて死にかけて以来、好きなことをして生きると決めたのだ。気に入らないものは頑なに排除する方向でいく。
もともとモノを増やすのがキライと公言し、余計なものは抱え込まないのを身上としているので、物品が溢れて納まらないということはない。だが忙しくしているとどうしても降り積もるようにモノが堆積していく。その都度こまめに捨てれば良いのだが、保険・年金関係やらお金周り身分証明周りは悩ましく考えて仕分けするのが面倒臭くて、とりあえず失くさなければ問題ないと溜め込んでしまう。除湿機は杜の都ではお役立ちだったけどこちらではむしろ加湿器が重宝しているわけで、古いスポットクーラーはいい加減に粗大ゴミに出そう。てか、まだあったのか。とっくに捨てたと思ってた。それから掃除のしにくい照明の傘を捨て、天袋に詰まっていたパソコンや機械周りのダンボールを一掃し、古いモデムをゴミに出し、悪玉コレステロールのように細かく溜まったものをどんどん削る。
道具の配置が宜しくなくてなんだか使い勝手の悪い部分の改善もしたいと、あれこれ頭を悩ませている。しかし引っ越し経験がある人なら判ってもらえるだろうが、何年もかけてあちこちにモノを詰めて出来上がった状態から、いざバラしてみると驚くほどの物量がある。よくここまで上手いことパズルを組み合わせたものだと、我が事ながら感心するほどだ。これをすっきり配置し直すとなると、エライことである。いっそ家具も全部捨ててイチからやり直した方が早いくらいだ。お財布の事情でそうもいかんが。
それにしても身の周りのいらないものをバリバリ捨てて整理したら、ついでに身の内側に溜まった疲れと老廃物も出てってくれんかな。(←切実)