マイティ・ソー バトルロイヤル(監督:タイカ・ワイティティ)


マーベルヒーローものではソーが一番好きである。何故なら脳筋だから面倒臭くないんである。今回は単体で3作目、アベンジャーズでも2回くらい出てるのかな。すっかり脳筋としてのキャラも立って安心のギャグまみれで大変楽しかった。ロキも裏切り者のロキなどと大騒ぎしているがソーにとってはただのやんちゃな弟でしかないのがなんともはや。いったん喧嘩になれば宇宙を巻き込むことになるのは神様同士だからねぇ、しょうがないねぇ。今回出てくる敵役のヘラもソーの姉。しばらく忘れられてて僻んで拗らせてるので攻撃的になっているだけで、いってみればただの姉弟喧嘩である。もうサブタイトルを『史上最大の姉弟ゲンカ!』あたりにしたらいいんじゃないか。あと犬が可愛い。
そんなこんなで楽しい映画だったわけだが、今回の台詞の80%がアドリブだったという恐ろしい話もあって、その中でジェーンとは別れたらしいとあっさりバラされてたな。いいのか、それで。
ところでアベンジャーズのシリアスな前作・シビルウォーに誘って貰えず暇を持て余したソーはその間、オーストラリアのサラリーマン・ダリルの家に居候して「チーム・ソー」を結成し、休暇を楽しんでいたという設定が非常に脱力感があって良い。配信された動画の「脳も筋肉、身体も筋肉、だから俺は全身が脳。お前より頭がいい」という台詞が本当に頭が悪くて大好きだ。

ところでダリルって誰。