草津温泉:カピバラ旅行

そして相も変わらずカピバラである。どこに行ってもカピバラ。というか、カピバラがいるところを狙って行っているので当たり前である。カピバラありき。最近は飼育している園館が増えているので割とどこにでも行けるのが良い。
草津草津熱帯圏。湯畑から10分程度歩いたところにあるトロピカルジャングルである。

なんというか、経年コミで昭和感溢れる外観である。
売店と喫茶コーナーと剥製・標本展示のある入口の建物からいったん外に出て、ドームへ向かうのだが、その途中に猿山がある。

上の廃屋っぽいのは猿の住処なんだろーか。

熱帯大ドーム入口。おおう、年期入ってんな。

中に入るとむあっと熱気が押し寄せ、メガネが曇る。

ドームの中はこのようにぐるぐる周回するルートが作られていて、高低差が上手く生かされており、角度を変えて動物たちを観察できるようになっている。これいいな。

通路は立体交差しているので流れが滞ることはない。ただ足の弱い人にはちょっと辛いかもしれないので注意が必要だ。

魚類から両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類とエリアごとにいろいろいるのだが、なんていうか全体的に設備が昭和なのだ。

木枠のガラス窓に毛筆書きの注意書きだったり、木の造作棚に水槽が嵌っていたりする。一周まわってなんかいい味が出ている。

通路には手作りポップがずらりと並び、スタッフさんの熱意を感じる。

カピバラの放飼場を上から見たところ。ここはオスメス混合で3頭。

こっちは生まれたばかりの赤カピと母。なんでも5頭生まれたのだがうち3頭が死んでしまい、1頭も弱って裏で療養中だったそうで、1頭だけになった赤カピがぽつんと寂しそうにしていた。

このとき残った1頭もなんだか元気ないように見えたのだが、その後のお知らせによると母カピが授乳しなくなってしまったらしく、展示を中断して飼育員による養育に切り替わったのだそうな。元気に育つといいな。

順路を進んで横から金網越しに見たところ。金網を一部広くしてあり、そこから1カップ100円のキャベツをあげることができる。

金網あぐあぐ。キャベツよこせ。

その後、時間を待ってふれあいタイムに放飼場の中に入れてもらってキャベツを貢いだ。

ドームの外側にもヤギやヒツジがいる。

どうもあちこちガタがきてるっぽいのが気になったのだが、よくあるSNSへの誘導の下にこんなコメントが書いてあった。

お、おう‥‥。(涙)

熱帯圏の窮状に涙しつつ、そのままバスターミナルからJR駅までバスに乗って、

長野原草津口駅から特急に乗り込む。

帰るぜ、草津。お疲れ様でした。
明日は食べたもの特集です。


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