ブラックホール根源説

たぶん、若いころと時間の感覚が違ってきてるんだな。より自分がゆっくりになって、日が経つのが速くなる。休憩時間が足りず疲れが取れないうちに次のターンに入らなければならない。1日24時間と決まっている天体の運行に合わせて生活するのがしんどいのだ。1日に3食も食べるとなると1回終わったと思ったらすぐ次の回の準備しなきゃならない気がする。風呂もそうだ。毎日繰り返すには手間がかかりすぎる。
こういう体感は体力に直結しているので、ひとつひとつの動作が大義になればなるほど所要時間が引き伸ばされる。いまなら1日が30時間くらいあれば余裕をもって行動できるだろうし、もっと体力が落ちたら36時間くらいになり、42時間になり、と1サイクルがだんだん伸びていく。
年を取ると時間の流れが速くなるとはよく言われることだけども、こういうことだったのか。生命の終着点は近づくほどに時間が引き伸ばされていくブラックホールだったのか。