微熱を巡る延長戦

丸5週間が経過した。

な ん な の か 。

いったん平熱になったあと、また熱が上がりだした。狙ったかのようにきれいに37.5℃以下の微熱である。まるでこれが平熱であるかのように3日が経ち、半分ブチ切れ気味で保健所と総合病院に電話したら申し合わせたがごとくかかりつけ医にご相談くださいと突き放され、よーし、それなら相談してやろうじゃないかと近所の内科再びで捻じ込んで大きな病院に紹介状を出して貰った。

そうしてようやく訪れた大病院では玄関前に関所が設けられており、それに引っかかって裏に回された。病院裏側の救急入り口に白いカマボコ型の医療用テントがあり、待合はパーテーションでガッチリ椅子を囲んだザ・感染症エリアなつくりになっていた。看護婦さんもお医者さんも薄緑の不織布割烹着のようなスモックを着て、マスクの上からフェイスガードを装備している。完全にコロナ扱いである。正直ちょっとワクワクした。しかし1ヶ月前ならともかく、もう治りかけ(仮)である。イエス☆ポジコロ!! しかし個人的にはコロナかどうかはどうでもよくなっていた。

問診のあとにお医者さん曰く、最初はコロナの軽症だった可能性はあるけど、経過日数からそれはもう治ってるはずなので、いまの微熱については大したことないし2週間程度様子をみましょう。

いやあのね、いままでのかかりつけ医は言葉を濁してとにかくこんな微熱は医学的には発熱ですらないので大したことないから様子をみましょうでも家から出ないでねとしか言わなかったし、保健所も可能性は低いですの一点張りだったので、コロナだったかもねと医者の口から出たのは新しいけども、こっちは見立ても何もなしに自宅待機ですでに1ヶ月以上様子をみさせられてんだよ。とにかく今の不調がなんなのか、外に出てもいいのか、考えられる可能性はどんなもんで、あとどれくらいかかりそうなのか。その辺のマイルストーンのひとつくらいないのか。コロナかどうかなんてこのタイミングで検査受けたってどうせ出ないだろうし、だったとしてもこんだけの軽症だし、はっきりしないのはもういいよ。でもなんかこうあっちもこっちも歯切れが悪いんだよな。微熱以外の軽い風邪症状についてもちゃんと話しているのだが、揃いも揃って「微熱以外の症状がない」ってのはなんなのかね。治ってるはずなのになんで微熱が続くのか、コロナだとそういう予後がありがちなのかとか、そのへんもまだ不明なのだろうか。新しい病気でよくわかってない及び検査してない=診断確定できない以上は他の可能性も考えなきゃいかんから仕方ないのかもしれないけどさー!

ゼィハァ‥‥。

結局、ごく軽症のコロナだったという仮定で扱われているってことでいいんだろうか。まあ、個人的には普通の風邪じゃないし味覚障害もあったし手足の先がピリピリして痒いし、そうだろうと思ってるけど。治ってるはずなのに微熱が続くのは、たまにあることなのかあんまりないのかわからんが、対応が悠長迫らない感じだから感触としては放っておけば治るのかね。こうはっきりしないまま1ヶ月以上も放置してまだ何も目処がつかないのが一番困る。もういいっすかね、ウィルス排出してないってことで。ちょっとした微熱だけならそろそろ出勤したいんだけども。サラリーマンの特権で休んでも収入が保障されてて有り難いんだけどさ、それにも一般的なタイムリミットはあるからね。あんまり続くなら休職とか考えなきゃならないわけよ。その先は部署移動か辞職ですよ。

今回のタイミングだとしょうがなかったのかもしれないが、「何もわかりませんとにかく家から出ずに悪化か復調するまで様子をみてください」で1ヶ月というのは、現代ではあまり感じることのできない一寸先は闇あった。なんだろう、こう、ある意味で自由だね。

OS-1も飲み飽きた。