さあいってみよう。1日目はいい天気だった。神社仏閣史跡の類をチェックポイントとして写真を撮っていくことにしたのだが、さっさと撮って次に向かうので写真の芸術性は一切気にしない、神社仏閣も丁寧に参拝してたら進まないので場所が分かるように道路から撮るだけにした。やってみたら数が多すぎて全部はやってられなかった。撮った写真も全箇所載せてたらキリがないのでここでは抜粋である。
スタート地点は神奈川関門跡。ここから品川本陣へ向けて江戸からのお伊勢参りなら復路ルートとする。後から考えたら神奈川本陣と関門をごっちゃに勘違いしていたことが分かったのだが、細かいことは気にしない。歌川広重の東海道五十三次の四番目、神奈川宿の絵の坂道であることが大事だったのである。
絵の中のさくらやが今の田中家さんなんだとか。
ここから急峻な坂を上って台上公園のほうから青木橋方面へ行く途中に突然見晴らしのいい道が出てきて、往時はこの下がほぼ海だった姿を彷彿とさせてくれた。浮世絵の坂道の場所はちょうどここの崖下なのだが現在は背の高い建物が立ち並んでいて周りが全然見えないので、崖上のこちらのほうが雰囲気がある気がする。なんだか天気も良くてとても気持ちのいい道だった。
後で調べたら昔の金毘羅さんってここだったんかな? という位置にある公園。今は崖下だけど絵図を見ると往時はかなり高い場所にあったっぽい。
アクロバティックな建ち方をしている三宝寺は上から見るとこうなっているのか。昔と位置は変わらないけど高さが移動したらしい。そんなことがあるんだなぁ。
この道はどうやら本覚寺の参道にぶつけて繋いだようだ。参道は国道の拡張に伴って形が変わったらしい。
坂を下りて青木橋から宮前商店街へ。神奈川本陣跡の前も通ったはずだがチェック漏れしている。
1日目は小手調べなので神奈川新町まで2.1km。そのまま電車に乗って帰ったのだった。
横浜市なのか神奈川県なのかとにかく行政が歴史の街を推しているらしくあちこちに看板や目印があって分かりやすかった。
歴史の道に関係するところにはできるだけ青海波があしらわれているようだ。