自宅の近所でタヌキを見かけた。朝の通勤時に細い道の真ん中まで出てきてこちらを見ていた。もたもたとスマホカメラの準備をしているうちに逃げられてしまった。この辺にもいるんだねぇ。2頭だったからつがいだろうか。増えるかなぁ。このへんには畑もあるので食害などに遭っている人にとってはそんな牧歌的なもんじゃないんだろうが、遠くから眺める分には野良猫に混じってタヌキもいてくれたら楽しい。横浜の御多分に漏れずうちあたりも住宅地の隙間に切り立った斜面がありけっこうな藪になっている箇所がそこここにあるので、人の近くに住む小動物が生きていける余白があるんだろう。なのでこれからもあんまり整地され過ぎないでほしいなと手前勝手な願望を抱いたりする。
さて、夏現場は終わったが後始末をする前に次の短期現場が突っ込まれ、これまた休日じゃないとできないところなのでほぼ毎週末が潰れることが決定しており、代休消化どころか夏休みの消化も危うい。そのうえ実は冬に退職まで考えた地獄の現場の残りだったりするので超絶どんよりである。くそぅ、さっさと終わらせて身ぎれいになるぞー。そして芋煮に行くんだ。
この芋煮というやつだが、私の田舎では子供のころから年に1度は町内会やら学校やらどこかしらで焚火をして芋煮会をやっていた。今はどうなのかは知らない。秋以外なら飯盒炊飯でカレーを作ることもあったが、毎年秋は芋煮である。みんなそうやって育っているので、自然な流れで大人になっても連れだって河川敷へ行って火を焚くのである。季節になれば焚火ができる河川敷の情報が回ってくるし、そのへんのコンビニやスーパーで薪の束と鍋が普通に売られている土地柄である。河原にごろごろ転がっている石でかまどを組んで落ちてる枯れ木を拾って折って薪を作り火おこしをするのは誰でもできる基本スキルだ。新聞紙で火付けして新聞紙で扇ぐ。割らなきゃならないような太い枝はそもそも拾わない。鍋の底にはあらかじめペースト状にしたクレンザーを塗っておくと煤が取れやすい。帰るときは穴を掘って灰を埋めればいいほうで、鎮火を確認したらかまどを崩してそのまんま。今では考えられない暴挙だが、半世紀前の田舎なんてそんなものだ。
仕事で疲れてふと芋煮がしてぇなぁと思ったのである。基本的に車がなくては難しい行楽なのでいままでは選択肢にのぼらなかったのだが、車を買ったので自然に芋煮が出来るなぁという思考になる。うん、火おこしがしたい。焚火そのものもだが火おこしが楽しいんだよなぁ。