地震をめぐる占い師譚

昨夜も地震があって、よく眠れなかった。地震があった次の日は、いつも眠い。
十二月中に震度七クラスが来るっていう、噂があるんですって。昨日聞いたんですけど。期間限定版都市伝説のようなものらしい。
地元の占い師がそう言い残して、どこかに消えた。予知して避難したんだろうという理由で、言いだしっぺは不在でOK、という構造らしい。
十二月も半分終わっちゃいましたけどね。
でも最近、地震が多いし〜等々、ついイベントを信じたくなるのは何故でしょう。
今までのしがらみや鬱陶しいものから開放されたい、全部チャラにしたい。という判りやすい逃避説。でも、災害が起きたら、家族や地域の連帯が必要だったり、人のドロドロした部分を直視せざるを得ない場面やら、ボケッとしてると生き馬の目を抜かれちゃったりして、平和な期より鬱陶しいことになりそう。
未曾有の災害を体験してみたい、退屈しのぎ。そのとき自分はどう行動するのか、あくまで対自分の興味。
運を天に任せて、生命を的に賭けをしたい。ぬるい世界から厳しい世界に放り込まれることで、生を実感したい。鬱屈した自分の殻を破る、きっかけが欲しい。冒険がそれを与えてくれるかも。少年マンガ的発想。
うぅん、貧困だなぁ。コレくらいしか思いつかないや。