2011-01-01から1年間の記事一覧

日記納め

今日で仕事納めである。ついでに日記も納めることにする。 切羽詰った年の瀬に重い話で恐縮しつつ今年は仕方ないので云うが、近年稀に見る大変な年であった。 3月、横浜にいていてさえ大きく感じたあの揺れの、震源が宮城県だと知ったときの血の気の引く思い…

今年の映画ベストテン

1.アンダーグラウンド(監督:エミール・クストリッツァ) 今年公開というと語弊があるが、リバイバル上映で初めて観たしクストリッツァだし仕方ない仕方ない。 2.スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(監督:エドガー・ライト) もうね、単純に楽し…

肉塊1kgのローストビーフ

何故か毎年必死になってチャレンジしているクリスマス料理だが、今年はローストビーフである。 うちのちゃちいレンジに付属しているオーブン機能がまったくアテにならないことは、去年丸鶏ローストで失敗して思い知ったので、今回は圧力鍋を使うのだ。参考に…

種を播く

さて、給料日を過ぎたので。 12月22日にアップロードされた現在の様子を伝える動画、『雪の南三陸町』。 ああ、さぶい‥‥裸の鉄骨にちらつく雪が寒さを増幅する。津波が舐めた痕は吹きっさらしの更地となっている。 地元の経済を回さなくちゃいけないというの…

とっちらかり

どうも最近、自分で作ったご飯が美味しくない。そもそも何が食べたいのかにピントが合わない。焦点がずれてると料理というのは上手くいかないんである。着地点が見えていないと、目標に向かって段取りをし手順を最適化して必要な工程を迷いなく進めることが…

映画:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(監督:ブラッド・バード)

ミッション:インポッシブルは1が微妙で2がよく判んなくて、3を観てなくて4である。今回は面白かったなぁ。IMAXで観たけど、これは凄いね。オープニングの導火線のところから映像のカッコよさに釘付けであった。 クレムリンからドバイ、ムンバイと世界中を股…

読了:永遠の都ローマ物語―地図を旅する(ジル・ジャイエ)

永遠の都ローマ物語―地図を旅する作者: ジルシャイエ,Gilles Chaillet,青柳正規,野中夏実出版社/メーカー: 西村書店発売日: 2009/03メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 774回この商品を含むブログ (13件) を見る詳細な4世紀ローマの再現地図(鳥瞰図)がつ…

DVD:薔薇の名前(監督:ジャン・ジャック・アノー)

薔薇の名前 The Name of the Rose [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2011/09/07メディア: Blu-ray購入: 4人 クリック: 16回この商品を含むブログ (20件) を見る観始めてちょっとしてから、鉄鼠の檻はコレだったのかということを思…

さんすう

私は数字が苦手である。 苦手なんですといって済めばそれにこしたことはないが、何の因果か数字と付き合わねばならない仕事に就いてしまった。3桁の連番を数えられず、巻尺の目盛りすら読み間違うというのに、なんでこの仕事を選んだのだろう。 もともとは超…

シリコンスチーマー

前から気にはなっていたシリコンスチーマーをとうとう買ってみた。野菜も蒸し料理も好きとくら、使わない手はないという感じだったのだが、皿にラップをかけてチンするのとどう違うのか今ひとつ納得できなかったので様子を見ていたのである。それにわりとお…

今年の目標(あと22日)

忘年会で飲み過ぎて後頭部が重い。こんな日はふんわりした伊勢うどんに甘いタレをかけてずずっと啜りたいものだ。しかし家には作り置きした蟹カレーが待っているのだった。天気もいまひとつぱっとしない。晴天を見ると洗濯がしたくなり、その日に帰ってから…

映画:コンテイジョン(監督:スティーヴン・ソダーバーグ)

試験明けレイトショー第2弾で行ってきたのだが、思い切り風邪をひいている真っ最中で咳を我慢しながら観たのが、また格別であった。 香港出張からミネソタへ帰ってきた女性が詳細不明の感染症で死亡する。そこから未知のウィルスが世界を席巻していく様が、…

読了:赤目四十八瀧心中未遂(車谷長吉)

赤目四十八瀧心中未遂作者: 車谷長吉出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブログ (102件) を見る生きて何になるのか、と主人公は自問し続ける。もとは大学まで出て広告代理店に勤めていたのに…

コーヒーメーカーの湯受け工作

コーヒーをドリップするときはお湯を3回に分けて注ぐという。少し前にコーヒーメーカーでも1回目だけ自分で注ぐと、あとは機械任せでも美味しく淹れられるという記事を見かけた。それを手持ちのコーヒーメーカーで実際に試してみたら、エグ味がなくなって確…

映画:タンタンの冒険/ ユニコーン号の秘密(監督:スティーヴン・スピルバーグ)

有名な児童書が原作だが、私はこれを読んでいない。あるのは知っていたけど、なんとなく手が伸びなかったシリーズだった。いかにも男の子向けだったからかな。そんなわけで前知識ゼロで観たけど、とても楽しかった。子どもの頃に読んどけばよかったなぁ。 も…

ぶり返し

寒風吹きすさぶ屋上でうろうろし果ては梯子を上ってハト小屋の上で強風に煽られる羽目になり、途中でほんのり温かい温水管に手を当てて暖を取るなど悪あがきをしたものの、小康状態だった風邪はまんまと悪化したのだった。げほごほ。悪化といってもぼんやり…

映画:インモータルズ −神々の戦い−(監督:ターセム・シン)

筋肉ムキムキマッチョの群舞ということで監督はザックとばかり思い込んでいたので、観ながらずっと首をかしげていたのだが、後で聞いたら美術担当が『300』の人たちだったそうで、監督は全然違った。落下の王国の人だったのだな。道理でやけに現代美術っぽい…

週末日記

先週は週の中日が祝日だったので、なんとなく余裕のある運行である。金曜の夜にズババッと洗濯などを済ませ、土曜はいそいそと散髪に出かけたのだった。いままで美容院へ行ってもカラーとトリートメント中心で、長さ自体はロクに切らずびろしゃらと伸ばしっ…

手仕事の復活

給料日が過ぎてしまった。 被災地のあちこちで少しずつ手仕事を商品化しようという動きが広まっている。 大槌復興刺し子プロジェクト PEACE JAM まだ小さな動きだけども、現場から復興しようという力強くうねるような勢いを感じて、こういうのを目にするとな…

はてなブログ(β版)始めました

粗大ごみの回収を頼む都合があって、久方ぶりにメーラーを立ち上げた。そうしたら中の人からはてなブログへのご招待を戴いていたのを発見したのだった。日付を見ると2週間ほど前である。うわわ、すいません。 はてなで新ブログサービスのβ版がリリースされて…

映画:ミッション:8ミニッツ(監督:ダンカン・ジョーンズ)

しばらく忙しくて劇場へ足を運べなかったのだが、前作の『月に囚われた男』も素晴らしかったし、どうしても観たくてレイトショーで滑り込みで観てきた。その甲斐のあるいいSFであった。 死んだ人間の最後の8分間に割り込むことで、過去を探ることができるプ…

読了:僕の魔剣が、うるさい件について(宮澤伊織)

僕の魔剣が、うるさい件について (角川スニーカー文庫)作者: 宮澤伊織,CHAR出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/10/29メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 134回この商品を含むブログ (12件) を見る表紙にはしましまパン…

悪夢のマトリョーシカ

とりあえず予定をこなすだけはこなしたので、あとは野となれ山となれ。結果は忘れた頃にやってくる。仕事の関係上似たような経験はわりと多いほうだと思うのだが、何度やっても毎回必ず素直に緊張して本番ではこめかみがパツンパツンになり、終わった途端に…

里芋の押し焼き

里芋がたくさん出回る季節である。種類によっては海老芋やらこいもやらいう。ほっくりねっとりした食感と土を食べているような香りが滋味深く、ちょいと小ぶりなのをころころと煮て甘辛くしたのもいいし、立派に育った真っ白な断面をすぱっとみせるのもいい…

複合機を買ったので

去年の秋頃だったか、パソコンを初めて買って以来ずっと使っていたキヤノンのプリンターが、とうとう力尽きた。それから新しいのを買おう買おうと思ってはいたのだが、例によって買い物できない病を発症し、1年も持ち越してしまった。さすがにいちいちネット…

ソウル・フード 2011

秋も深まりいよいよはらこ飯と芋煮の季節である。年に一度は作らずにはおれないソウル・フード。 はらこ飯というのはつまり鮭の炊き込みご飯にイクラを乗せた鮭版親子飯で、川を遡上してきたのをとらまえてその場で飯にしてしまおうという単純極まりないもの…

2011「スポーツ映画ベストテン」

年末恒例、ワッシュさんの「映画ベストテン」である。今年は「スポーツ映画ベストテン」だそうな。 http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20111101 しかしロッキーもレスラーも観てないわけで、10本も出すとほとんど今まで観たスポーツ絡みの映画を総浚えの趣…

映画:三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(監督:ポール・W・S・アンダーソン)

デュマの三銃士は読んだけども長大かつ人間関係が複雑でくるくる場面が変わるので、実は細かいことはよく憶えてない。映画になるに際し多少の人数調整があったり設定変更があるのは前述のような事情もあるし、当時と現代の倫理観の違いからだろうなという部…

弔意

あのひとの絵をもっと見ていたかったな。

今夜はもやし

安くて栄養豊富で美味しいもやしは庶民の味方。歯ごたえのある豆もやしも好きなのだけど、いちばん一般的ないわゆる緑豆もやしについての話である。これの一本一本の頭と根を取ると、雑味とシャキシャキ感を邪魔する感触がなくなってとても美味しくなるのを…