2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

映画:アイアンマン3(監督:シェーン・ブラック)

IMAX3D。アベンジャーズ後の悩むアイアンマンである。酷い目にあったら生身の人間なのでPTSDに苦しむ。このへんが破格の軍事力で強いアメリカと投入される生身の兵士とのギャップと通じるものがあるともいえるのかもしれないけど、アメコミのお約束でもある…

『ギルガメシュ叙事詩』矢島 文夫 (翻訳)

ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)作者: 矢島文夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (33件) を見る世界最古の文学といわれている。古代メソポタミア文明のアッシリア遺跡から出土…

『予告された殺人の記録』G. ガルシア=マルケス

予告された殺人の記録 (新潮文庫)作者: G.ガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,野谷文昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/11/28メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 95回この商品を含むブログ (222件) を見る27年前のある朝に起きた殺人事件を巡…

GW前哨戦

大型連休が迫っている。既に皆勤が決まっている手達の先輩方は妙に晴れ晴れとした目つきで心安らかに過ごしているのだが、私は未だ熾烈な牽制合戦の真っ最中である。これまではだいたい勝ち取ってきているのだが、戦況は年々厳しくなってきており気が抜けな…

『アンドロイドの夢の羊』ジョン・スコルジー

アンドロイドの夢の羊 (ハヤカワ文庫SF)作者: ジョン・スコルジー,内田昌之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/10/15メディア: Kindle版購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見るすんごい面白かった。昔懐かしい手触りすらあるド直球の…

映画:コズモポリス(監督:デビッド・クローネンバーグ)

しばらく忙しくて久しぶりに観た映画がコレである。いわゆる会話劇で観ている間中、リムジンとはいえ狭い車内での訳の判らない御託を延々聞かされるのだが、これが胃が痛くなってくるほど不快だった。しかし観終わってから妙にじわじわくる。ひょっとしても…

山並みは続くよどこまでも

第一の山場が終わりを告げた。戦い敗れて山河在りという心持である。老兵は死なず、ただ去り行くのみ。次の仕事に向かってな。 疲れていて非常に機嫌が悪い。ただ寝たい。休みたい。しかし明日は既に休日出勤が決定している。こうなってくると心の状態を気に…

嵐のあと

先に雨が来て風だけが残った嵐の後半は、塵が洗い流された大気がびょうびょうと流れていた。 風に吹かれてぶぼぼぼぼ! を楽しみにちょっと海を見に行ってきた。品川の人工的な海岸を北へ望むと、雲の塊が遠くに見えた。あの下で昨日まで降っていたあの雨が…

『オデュッセイア〈上・下〉』ホメロス

ホメロス オデュッセイア〈上〉 (岩波文庫)作者: ホメロス,松平千秋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/09/16メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 68回この商品を含むブログ (72件) を見るホメロス オデュッセイア〈下〉 (岩波文庫)作者: ホメロス,松平…

外部記憶装置

相変わらずキャパぎりぎりを綱渡りする日々だが、若干危険側に傾いていろいろ取りこぼしつつあるのでご機嫌斜めである。知らないうちに「手伝い始めました」という貼紙が背中に貼られているのかと訝しく背中を手探りしたくなるほど、やたらと構われあっちこ…

小田原城で散りかけの桜

急に桜が咲いたので慌てて花見に行ったのである。曇り空で花冷えの肌寒い一日だった。 場所は小田原城址。行ってみたらお堀の周りがぐるりと桜並木になっていて、城内よりもそちらをそぞろ歩くのが乙なのだった。 お堀の水面をびっしりと埋め尽くす花びら。 …