2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画:ソハの地下水道(監督:アニエスカ・ホランド)

ナチス・ドイツに支配されたポーランドで、ユダヤ人を地下にかくまった男の実話である。心が痛くなるような戦争映画であった。単純なお涙頂戴とは違うように感じるのは、最後が曲がりなりにもハッピーエンドだからだろうか。とはいえ、一点の曇りもない朗ら…

映画:白雪姫と鏡の女王 (監督:ターセム・シン)

ターセム・シンといえば現代美術モロパクリ&世界遺産コラージュ作『落下の王国』での、観ながらどこで笑えばいいのか笑うにしても中途半端なシリアス具合で、真顔で虎の威を借りられてもどう反応すればいいのか、まさか「パクれる俺カコイイ」とは思ってな…

映画:ディクテーター 身元不明でニューヨーク(監督:ラリー・チャールズ)

サシャ・バロン・コーエン扮するアラブの独裁者がニューヨークで右往左往する話である。絵に描いたような独裁者なのでしょっちゅう暗殺されかかるため常に影武者をたてているのだが、側近に裏切られ影武者が本物ということになってしまうのである。 映画館に…

丸いモノリス

涼しいということはなんて素晴らしいんだ。東北育ちのスイッチが入るようである。暑いのもひと月ほどならば機能停止してやり過ごせないこともないのだが、それを超すと脳細胞の死滅が始まる気がする。終わりの始まり。明け方など寒くて目が覚めるのが夢のよ…

生還

残務処理が少々残っているものの、どうにかこうにかドーニモコーニモからの生還である。 詰めていたのがやたら蚊の多い場所で露出している腕をくわれまくっておかしなことになっていた。そこに生えていた立派な欅の幹をよくよく見れば、枝が落ちた痕が深い洞…

ドーニモさんとコーニモさん

人様の真似っこして広告避けをしてみたが、これもどうなんだかなぁ。ブログを始めるにあたってはてなを選んだのは広告が出ないのが理由の筆頭だったのだが、先のことは読めないものである。仕方あるまい、8年も経ちゃいろんなことが変わっていく。しかしここ…

9月11日は心が痛い日になってしまった。秋のとば口でただでさえ一抹の寂しさが紛れ込む季節、引き裂かれるような痛みを抱える人がいる。 ちょっと前にDVDで『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観た。そこにはたくさんの、本当に街中の人が巻き込…

祝いの羊:ウランバートル @両国

熊の誕生日なのでなに食べたい? と訊いたら「モンゴル料理!」とのたまう。モン‥‥ゴル‥‥? ああうん、いいけど、モンゴル料理っていうと、どんな料理だろう。というわけで、両国は「ウランバートル」というお店に行ってきたのである。折りしもお互いにクッ…

残業週間

あちこちからバラバラと降ってきた案件がどっしりした塊になり残業週間決定である。週1の兵站配給も発注してあったのだが、今週は消費できそうにない。そしてこうなってくると何故かラーメンが食べたくて仕方なくなるのだが、食べに行く機会もない。職場の近…