祝いの羊:ウランバートル @両国

熊の誕生日なのでなに食べたい? と訊いたら「モンゴル料理!」とのたまう。モン‥‥ゴル‥‥? ああうん、いいけど、モンゴル料理っていうと、どんな料理だろう。というわけで、両国は「ウランバートル」というお店に行ってきたのである。折りしもお互いにクッソ忙しく、仕事の合間を縫って予約を取り、当日はふたりとも休日出勤をこなしてからの集合となったのだった。

モンゴル出身のご夫婦がやっておられる家庭的なお店で、息子さんが大相撲の白馬関なのだとか。
まずはビールとワインで乾杯し、いろいろ頼んでみる。

ピクルスのサラダ、シュウマイみたいなのはボーズ、小判型のはホーショールという小麦粉の皮に挽肉が包んで揚げてあるピロシキのような食べ物である。どれも肉は羊肉。肉といえば羊。北海道出身の熊関は羊肉が大好きなので、羊三昧なのである。
楽しくお喋りしている間にメインが届く。

どん。興奮しすぎて写真が斜めになっているが、茹でた骨付き羊肉・チャンスン・マフの勇姿である。モンゴルではご馳走といえばこれなのだそうな。

手に持つ姿はギャートルズ。さあ、たんと喰え。

そして小麦粉の皮を被せて蒸したスープ。皮は破いてスープに浸して食べるのだが、これがモチモチして大変美味しかった。美味しかったけど、これにも羊肉がゴロゴロ入っててこれで一食分が間に合うくらいの量だった。
肉を頬張り〆のスープまで頼んでいっぱいを通り越して腹が苦しい。コストパフォーマンスがかなり良いというか、力士仕様なのかとにかくボリュームたっぷりの気前のいいお店であった。あとホール係のおねーさんがいい笑顔であった。
お誕生日おめでとう。いつもありがとう。そろそろイイトシなのでこれからは健康が一番ですな。と暴飲暴食した腹をさすりながら帰途についたのだった。