またもや:「胡蝶の夢」(司馬遼太郎)

胡蝶の夢

胡蝶の夢

引き続き借り直しでございます。
良順が江戸に戻り、伊之助は佐渡に連れ戻されたところです。
司馬遼太郎、面白いなぁ。時間かかるけど。

余談

「図書館やブックオフを利用することを、まかり間違っても『賢い生活術だ』と思ってもらいたくない。そう考えることは、出版業界を支えている購入読者たちへの、とんでもない侮辱である。」
本好きの友人が、東野圭吾氏の『さいえんす?』(角川文庫)の中から引いていた言葉である。
雪泥狼爪

なんとなく気になったので、軽く触れますが、深く突っ込む気はないのでトラックバックは送りません。
私は図書館のヘビーユーザーですが、それが賢いとは思っていません。読みたい本を全部買っていたら生活が破綻するので、代替として利用しています。新刊を買うのが可能ならば、手間も掛からないしすぐ読めるし気に入った本を手許に置いて読み返すことも出来るので、一番いいと思っています。が、こう言われると本や物語をただ単に楽しんではいけないんだろうか、という疑問が浮かぶ。それを手に入れる経路は、買う人に貰う借りる等々、いろいろあってしかるべきでは? モノだもの、それが当たり前なんじゃ?
そりゃ売る側としてはさ、買ってくれなきゃ困るぐらい売れてないから、業界が貧困化して廃れてしまいそうなの、っていう訴えは判るよ。それは私も厭だなァ、と思うよ。本好きだし。これからも面白いものが読みたい。
ただこの短い言葉からは、更に進んで「本は文化でしょ! 知的階級にとっては大事なものでしょ! 支えようとする意思を持てないヤツはバカだ!」って声が聞こえてくるのは私だけ?
ちょっとなぁ、購買運動にしても、いやらしいなぁ。まあ、前後が不明だから、これだけで判断は出来ないけども。

  • 追記:偉そうに書いといて、引用元をリンクしそこねました‥‥ごめんなさい‥‥。トラックバックも、送らせていただきます。