かんだ洟が蒼いとけっこう吃驚する

花粉の飛散が始まった時期と洟が垂れてきたのが重なったので、花粉症かと早合点したのだが、よく考えたら他にも思い当たる節があったのだった。


先日ホルモン屋へ行ったのだが、そこの店は七輪の炭火に網をのせて焼く方式だったので、肉から垂れた脂が白い煙となってもうもうと立ちのぼっていた。臓物は大変美味しくいただいたのだが、その帰り道からどうも鼻の奥、鼻腔と喉の境目あたりがヒリヒリし始めた。
煙にやられたかと思いつつ、どうしようもないので風呂に入ったついでに鼻洗浄をかましておいた。
鼻洗浄とは、なんのことはない、シャワーの温水を鼻の穴に向かって流し込むだけである。この際、口は開けておくのがポイントだ。鼻に水を入れると痛いということを経験上身体は覚えているので、条件反射で口を閉じ空気をためて水が浸入してこないようにしてしまうからだ。鼻の奥を洗おうとしているのに水が入ってこないのでは本末転倒である。なに、痛いのは最初だけだ、エイヤッで流し込んでしまえば済む。*1


この荒療治が悪かったのか、今日になって咳が出てきて鼻水は青っ洟に移行した。青っ洟とは昔の栄養不良児が垂らしていた文字通り青い洟のことだが、その成分は白血球なんだそうだ。

鼻粘膜はウィルスを撃退するために、本来なれば免疫抗体(液性免疫)で迎え撃たなければなりません。それが「みずっぱな」です。ところが当時の子供たちの栄養状態が悪く、免疫抗体の原料であるタンパク質を十分に摂取出来ていませんでした。そのため、代わりに白血球(細胞性免疫)が迎え撃つのですが、白血球にはウィルスを殺す力がなく、他に方法がなく無駄に大量生産されて青い鼻汁になったのです。
青っ洟(ぱな)と水っ洟(ぱな)

とドクターはおっしゃっておられる。
え、タンパク不足だったのか、私は。ホルモン食べたのに。

*1:本当は生理食塩水を人肌に温めてやると痛くない。