このところ後頭部がジンワリ痺れる不快感が続いていたので、生兵法でプラシーボを狙ってみた。
不定愁訴はホルモン異常ですか。ならば副腎ですな。
というわけで、副腎に効くツボに膏薬を貼っているのである。どこやらの部族で作っているという噂の干し首のようにガチガチに萎縮して硬くなった気分をふんわり戻すには、各人様々な儀式を編み出しているのだろうと推察するけれども、私の場合はツボに膏薬が一番効果的だ。
足の裏に貼り、掌の真ん中のくぼみから親指の根元に盛り上がる丘にかけて貼り、手の甲にも同じ場所に貼り、ついでに手首の内側にも貼る。そのまま布団に入ると、じわわわん、とコリがほぐれていくのが判るようで、大変に具合がよろしい。内臓に効いているかどうかは知らないが、便秘解消・肩こり緩和には効果があったようである。個人差がありますのでご注意下さい。
仕事柄、右の掌が異常に疲労する。マウスを四六時中カチカチやっているからである。あまりにも疲れるのでソフトにショートカットキーを覚えさせ、なるべく左でピコピコ打つようにしているのだが、それでも右の手指を開いてぐぐっと伸ばしても、あまり反らなくなってきた。筋がもう硬くなっているのである。
だからして内臓云々はひとまず置いておいても、掌が多少楽になるだけでかなり気分は違うのだった。
