大残業マーチ

何故かお客さんに説明するためのプレゼン資料を作ったり、いくつか案を出す準備で残業が続いている。久しぶりに日付を越した。
たまには残業いいもんだが、コンクリ打ってるそばからあんまり設計変更が続くと、厭な笑いがこみ上げてくる。ぐはは、明日そこ作るってよ。へっへっへぇ。
生コンは待ってくれない。セメントと水を混ぜたら何時間以内に使わなきゃダメという制約があるのだ。しかも前回分がいったん固まった後に続きを打つには、ただ上から流し込むんじゃなくて前もって特別の下処置をしなくてはならない。そして予定しているだけの必要量は確保しなくてはならないので、コンクリ屋さんには事前に予約して時間通りに作って持ってきてもらうわけだ。
つまりどういうことかというと、打ち込みが始まったら最後、なにがあろうと予定の範囲は途切れることなく流し込まねばならないのだ。
だからデカイ建物になるとコンクリートを流し込む作業は終わるまで夜を徹して行われる。バカデカイ建物なら、何十台というコンクリ車が列を成し、故障に備えてこれまた何十台という予備の車が待機しつつ、雨が降ろうが日が照ろうが、夜は煌々と投光器に照らされながら何十時間も延々とコンクリートを流し続けることもある。
この時点でもし作業がストップしたら、もう決定的壊滅的にダイナシである。その被害損害は半端じゃないのだ。失敗したコンクリを撤去するのもままならず、かといって無視して続けるわけにもいかず立ち往生することになる。ひぇぇ。
そんな時期に設計変更である。
厭な笑いぐらい出たって仕方ないじゃないか。ま、よくあることだがな。