貧乏揺すりが止まらない

じたばたしても始まらない、というのはただ動きたくないだけの逃げ口上か。
胸郭の中が勝手にぎゅうぎゅうと締め上がる。平気な顔をして、人身事故が起きた路線を見捨てて振替輸送に乗り換える。職場に電話を一本入れるのも忘れずに。泣いたって何も解決しない。自分が一番信用できない。
日差しはもう春で、でも夜になると妙に寒くて、寝汗をかいて目が覚めると足元を冷気が抜けていく。
せっかく作っても食べられない。ポカリとカロリーメイトで一日をつなぐ。
竜巻に舞い上げられるものを見送る昼。