DVD:パンズ・ラビリンス(監督:ギレルモ・デル・トロ)

パンズ・ラビリンス オリジナル・サウンドトラックパンズ・ラビリンス 通常版 [DVD]
綺麗な映画で画面に引き込まれる。しかし鬱展開。
キリスト教の『死は父の御許にゆけるということだから、悦ばしいことだ』という考え方もそういうことなのかな。此の世は地獄とは仏教でもいうけれど、大陸の厳しさ苛烈さというのは島国ニッポンにいるとなかなか実感できない。
エグい表現も散見され、始皇帝暗殺だったかなぁ、政敵の子どもを生きたまま布袋に詰めて石の床に叩きつけるというくだりを思い出したりして、なんちゅーかとことん容赦ないなぁと思ったのだった。
現実の厳しさ辛さを暴力に託すことで美しい映像がひきたつのかもな。