大して変わらない

こちらの人に私が使っている通勤ルートを話すと、どうしても納得できないらしい。しかも一時間半〜二時間弱って。もっといい行き方があるんじゃないの、とくさされる。
今のルートは地下鉄で横浜まで出て、それから湘南ラインで新宿、京王線に乗り換えて代田橋。これで乗車時間は一時間ちょっと。乗り換えのロスと前十五分、後十五分歩いて三十分以上が加算される。
他の人が推薦する行き方はというと、東横線かJRで渋谷、井の頭線に乗り換えて明大前というもの。ちなみに目的地は代田橋から十五分、明大前からなら二十分のところにある。
井の頭線だと明大前で京王線とクロスしているので、目的地に一番近い代田橋には停まらない。そして湘南ラインでの渋谷〜新宿は六分。その先の徒歩を含めると僅差でしかない。しかも新宿〜代田橋は各停でもふたつ目だが、渋谷〜明大前は‥‥いくつあるんだ? ええと、ひーふーみー、七つ目だ。というと速い電車に乗らなきゃ時間がかかるわけだが、それを待つ時間も含めるとなると各停も特急も選ばず乗れる新宿経由と比べて利便性ではどうなのかねってなもんだ、チクショウめ。
だいたい一時間半〜二時間弱かかるのは、前後の徒歩が長いせいですから!
周りが不慣れな私に親切にアドバイスしようとしてくれるているのは判る。だが私だって路線図と睨めっこして何度も乗り換え検索してみた結果なのだ。これが最善だと言い張るつもりはないが、一時間五十分が一時間四十五分になったからなんだってのよ。
ただでさえ馴れない土地で疲れているのだ。分単位の効率を考えるのは、馴れてからじゃいけませんかね。
しかしあまりにおかしいおかしいと責められるので、相手を納得させるために実地検証してみたりして、余計グッタリ。私としては調べた結果と予想を裏付けすることができた以外収穫はなかったのだが。
他人の通勤ルートについて”やってみたの!?”ってさぁ。私ゃ子供か。どーしてやってみせなきゃ収まらないところまで責められなくちゃいけないのだ。ああ、やれやれ。