正月の東京は人が少ないって

いつだったかだいぶ前の話だが、誰かのエッセイで正月の東京は閑散としているというのを読んだ覚えがある。今年は帰省しなかったので、それを見に行ってみよう。ついでに同居人が高田馬場まで参考書を買いに行きたいというので話がまとまり、横浜〜東横線〜渋谷〜山手線〜高田馬場というルートを選択。
実際乗ってみると山手線で渋谷の次って原宿じゃないか。明治神宮がある駅だね。正月で多分、一番多くの人が集まっている場所だね! 電車もぎゅうぎゅうじゃないけど、まあ混んでいるね!!
帰りに私の問題集を物色するために大きめの本屋を求めて、何故か新宿へ。初売りだね。わらわら人がいるね! コーヒーショップでも座れないね!! ついでにオカダヤに行ってみようとしたら、まだ年始休業中だった。何のために新宿で降りたんだ。
ぐったりしつつ一路横浜へ。
お互いの問題集は買えたが、東京は正月も混んでいた‥‥本屋ぐらい横浜にもあるだろうよ。自分に腹を立てつつ、東京に行くときはもっと綿密に計画を立てようと心に誓ったのであった。
この二ヶ月ですっかり東京は面倒臭い場所として認知されてしまった。何をするにもいちいち電車に乗ってあちこち廻らなきゃならないので、それが億劫だと思うのはトシのせいか。地方都市ヨコハマでだいたい間に合っちゃうしな。


私はネームバリューとかブランドモノというのにあまり魅力を感じないタチである。
だから世界一の都市TYOという付加価値にはあまり興味ない。それに纏わる理由や利点については、私も狭い範囲で生きているので関係ない部分はまったく関知しないし。
こういう人間こそ地方都市で生きていくべき人材のような気がするのだが、だって地方は仕事がないんだもん。生きていく余地がないんだもん。
私にとって東京・首都圏の有難さは、許容範囲が広くて半端な人間でも潜り込める度量の深さにある。