猫のなわばり?

昨日の帰宅途中、通りかかったらそこにいた猫にこっぴどく叱られた。
細い路地の片隅に坐っていた猫が、私が近づいたのを見て「にゃおー!」と吼えたのだ。通り過ぎる間中こちらを見ながら鳴き続け、過ぎても見返ってしばらく騒いで、遠くなると納得したのか目を逸らして黙った。やはり明確に私に向かって抗議の声を上げていたのだと思う。
何故?
春だから?


私は猫は嫌いではないが、触れない。アレルギーなんである。
しかし接触さえしなければそこら辺にいる分には影響はないし、もとが動物好きであるので特に身構えることもない。
だが触れないので立ち止まって眺めることもしない。カメラを向けたりもしない。
ただ、いるな、と思うだけである。
アレは何のアピールだったんだろう‥‥。


それにしてもこっちに来たら路地という路地に猫がたくさんいるので驚いた。野良なのか飼われているのか知らないが、見かける頻度は仙台の比ではない。そりゃ月夜に集会を開いたりもするだろう。こんだけいたら猫自治会だって紛糾するに違いない。
越冬しやすいから数も保ちやすそうだし、車が通らないような路地も多くて、人口密度が高いということは単純に餌場にも困らないということかもしれない。なにげに猫天国なのか、首都圏は。