血染めの週末

試験が終わって帰宅してまずしたことはは、冷蔵庫を開けて発泡酒の缶を開けることだった。まだ外は明るかったが、開放感と敗北感とに溢れているからそんな細かいことは気にしない。
そしていい加減、酔っ払った頃につまみが足りなくなってサラダを作ったら、キュウリと一緒に親指の肉をオモクソこそいだ。アルコールが入っていたせいか、ドバドバ血が出てなかなか止まらない。「でえやあぁぁぁ!」とワケの判らない雄叫びを上げつつ、ティッシュで圧迫止血。このときどんどん血が滲むので三回くらい新しいのに替えた。しかし酔っているので全然痛くない。それどころか思わぬ流血にハイになったついでに、記念撮影までして「明日ブログにアップしよう♪」なんて考えたのは、へべれけの恐ろしさである。誰が見るか、そんなもん。酔ってるうちにアップしなくてよかった。