食卓の彩り

このごろ急激に食べる量が減っている。夏バテしたのか今までの三分の一くらいしか食べられないのだ。コンビニの弁当をひとつ食べると、多すぎて腹が苦しくなる。
もとが大喰らいなので、それでも小食な女性よりはたくさん食べているとは思う。食べない人というのは、本当に驚くほど食べない。よくあれで日々のエネルギーが間に合うものだと感心してしまうのだが、代謝量が違うと想像以上に差が出るのだろうか。なんとなく省エネタイプのほうが高機能っぽくて、燃費効率の悪い私は旧式の引け目を感じていた。
だから食が進まないと、わけもなく誇らしい気になる。不思議なもので、腹が減らないからといって他は特別具合が悪いという自覚がないのだから、この部分だけバージョンアップしたかのような錯覚を抱くのだ。畢竟少々疲弊した胃腸の調子が戻れば、また以前と同じように余計に食べたくなるのだが。
何度となく繰り返してきたことどもだが、やっぱり今回も少し嬉しい。
そんなどうでもいいことを考えたり考えなかったりしながら、今日も働け働け。