境界を越える

やっと関係ないんだなと思えるようになった。
鎧を身につけ、ヤワな生身は外に晒さない。自分を守るのは自分だけ。
泣き言はなし。それがどうした。
脚を肩幅に開き、肩をそびやかせば頭上に風が吹く。
眠れなくても優しくなくてもいい。白馬の王子様など私が殺してやる。