おおつもご‥‥じゃなくてつごもり

今年は様々なことがあった。私生活でも大きな変化があったし、いろんな意味で実によく泣いた一年でもあった。涙というのはいくらでも出てくるもんなんだなぁ、と変な感慨を覚えたほどだ。幼児以下の頃を除けば、こんなに号泣したのは初めてだったかもしれない。
それでも懐深くゆっくりと見守ってくれる人に支えられ、暖かな人たちに囲まれて、なんとか死なずにやってこれた。比喩ではない。こんな人生ネタだらけの粗暴な私でも死にたくなることもあるということだ。友達って大事。
胡乱な書き出しでナンだが、言うは易し、行なうは難し。夢を語るだけなら誰でも出来る。人の人生訓や苦労話は、酒の肴にはなっても他人の人生の役に立つものではない。いや、たぶんね。しかして友人は心の支えにはなるものの、実際に決断し行動するのは自分である。だいたいの方は肌で知っていることだろうが、人生の師であっても玉手箱のようになんでも答えを教えてくれるわけではない。ぶっちゃけ師匠にとっては弟子の人生なんて所詮他人事なのだ。異字同訓で云われていたことも目にしたが、そもそも決まった答えなどない。幸も不幸も答えも自分で作り出すものなのだな。
ただそういう迷いがあったり辛い局面のときに、愚痴を聞いてくれてバカ話をして笑い合える友達がいるというのは、思いの外大切なものだ。アル中患者にとっての断酒会みたいなもんだな。喩えがアレだが。
私にとってネットというのはそういう場を提供してくれるものだ。モニターの向こうのそんなアナタに、今年一年ありがとう。よいお年を。