前にも書いたがバッハが好きである。
黄金色のオルガンの音色がキラキラ光を反射しながら立体的かつ構築的に枝葉を伸ばし育っていくような音がする。それもゴシック様式の教会の形に。
それでアマゾンでベスト版のCDを購入し、昨日自宅に届いたんである。しかしながら昨日は残業で帰宅が日付変更するかしないかあたりだったので、楽曲をパソコンに取り込んでMP3に落とすなんてことまで手が回らず、朝になってフィルムの掛かった新品のCDを掴んで鞄に放り込み、出勤したのであった。
仕事しながら聴こうと、ワクテカしながらCDをパソコンに挿入する。想像していただきたい。フーガ、コラール、ソナタ、由緒正しい教会音楽の数々である。天上の音楽もかくやというような荘厳なる調べ。私は想像に身悶えし、とく快楽をこの手にとイヤホンを耳に装着した。固唾を呑んで待つうちに1曲目が始まる‥‥。
ぐはっ。朝からチャラリ〜ン♪と往年のサイコホラーでズッコケた。
J.S.バッハといえば言うも愚かなゴシック音楽の神、五歳児でもその存在くらいは知っているという御仁である。もちろんいろんな場面で使われリスペクトされすぎて元ネタが判らなくなるほどのパイオニアではある。それにしても使われすぎてギャグになってしまっている曲だよな。
- アーティスト: アラン(マリー=クレール),バッハ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/05/23
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (4件) を見る