借金するのが好きな人って、実際いるのよね。

ああ〜もう〜面倒くせぇな〜。クサクサ。
愚痴を書く。
クレジット会社から頻繁に社長宛に電話が来る。払えないなら払えない、遅延するならすると本人がちゃんと電話に出て言えば、こういうところは結構待ってくれるものだ。貸主に逃げられるのが厭だから。
同じ理由で、居留守を使ったり、掛けるといって電話しなかったりすると、毎日二回も三回も掛かってくるようになる。本人に言っても逆ギレされて殴られる(私ではないが、過去に実際にあった)ので、諫言はしない。
が、電話を取り次ぐほうは、バカのために嘘はつかされるし、相手に厭味は言われるしで、精神衛生上は甚だ悪い。むかつくので、「いないって言ってくれ」と言われれば、「ガイシュツシテオリマス」と棒読みし、帰ってくる時間は「ワカリマセン」と木で鼻を括って、言外に大声で「居留守ですよ〜!!」と叫ぶようにしている。かばってやる程の義理はないからね。
借金大王は「会社のために借金したんだから、社員が少しくらい気を利かせて当たり前だろう」などと苦しい自己正当化を試みているが、大王様のご自宅のお引越しを境に電話が来るようになったことは、周知の事実なのでちょっと苦しい。自分さえ騙せない。
挙句、「毎年持ち回りで『社長役』しようか」などと戯言をはじめる。
まあ、いいさ。ぜぇんぶオマエの好きでやっていることだけど、その如何にも苦労が多くて社長業は大変なんだっちゅー言い方で自分を慰め、キミたちはいいよなぁ、という優越感に浸りたいだけ浸ったら、あとは自分のケツは自分で拭けよ。クレジット会社に電話しとけよ。
と周りが思っているのが、やっぱり伝わるんでしょう。社長の機嫌がますます悪くなって、今度は下っ端の私の揚げ足を取って、自己顕示し始めるのだ。ムレのオスだから。ここらへんが、相手するのが面倒臭いんだよねぇ。
まあ、どうでもいいや。この人が五億円くれるわけじゃないし。(呪文)