喰えないラーメン

歩いて三十分ぐらいのところに、とんこつラーメン屋さんが出来ました。散歩に丁度良いくらいの距離なので、強風警報が発令されている最中、ぶらぶら行ってみました。
‥‥閉まってました。
休日に店を開けないのは、商売っ気がないのか、潰れたのか。
ラーメン屋で妙にもったいぶるお店がありますが、面倒臭いのであまり好きになれません。化学調味料の味が舌に残るような店でも、一日に三時間しか開けず、壁に張り紙で、混んでいるときは子供連れはお断り、取材お断り、インターネットで勝手に紹介するのもお断り(意味が判らん)、と書いていればなんとなくクチコミで繁盛してしまう。どれだけ効率良く商売するかという、営業戦略だよなぁ。
寿司といいラーメンといい、ファーストフードだからこそ、もったいぶるという差別化があり得るんだな。お手軽がウリのはずなのに、偉そうにすればそれだけ他店との落差が激しくなるから。今では逆にそれが定着しちゃって、寿司といえば高級料理ですね。ラーメンも五十年も経てばそうなるんでしょうか。
と思いつつ、その近所の気軽に入れるラーメン屋さんに目標を変更し、空腹を満たしました。やっぱりかっぱ亭は美味しい。