工作の季節である。
世間一般では別にそんな季節はないだろうが、私にとってはプレゼントを誰かに差し上げるというのは何か作るというのに等しい。それだけだ。
何処かから買ってきた包装紙のまま右から左で相手に渡してもいいのだが、何かしら手を加えて真心を込めるとより一層‥‥貧乏でプレゼントが買えない言い訳じゃない、大したものが買えないから加工してごまかしてるんじゃないんだ。
それはさておき、材料費だから安く済むかというと、実はそうでもないのだ。
小売だって最低単位というものがある。ミシン糸をメーター単位のバラで買うわけにはいかないだろう。そもそも何メーターあったら足りるのか判らん。
その上問屋から直接仕入れるわけじゃなし、材料そのものが末端価格なのだから、工作業界ではハナから安い製品を買うより材料を揃える方が高くついて当たり前である。
ま、人にやるプレゼントに安物はあまり買わないが。
そんなわけでウキウキの季節である。機会さえあれば工作したいという私の性癖のために、年に一、二度のプレゼントをダシに使われる相手にとっては迷惑な話だが。
私信。
猫タワーは宙に浮いたまま目途が立ってません。材料は探せば買えるだろうが、加工も一応できるだろうが、どう作ればいいのかよく判らん‥‥垂直型？ どうします？
